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2022.05.15 08:35

カツオの国・高知県中土佐町で3年ぶり「かつお祭」160人がカツオ尽くし堪能 

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焼きたてのたたきなど旬のカツオを味わった「かつお祭」 (写真はいずれも中土佐町の久礼新港)

焼きたてのたたきなど旬のカツオを味わった「かつお祭」 (写真はいずれも中土佐町の久礼新港)

 高岡郡中土佐町の看板イベント「かつお祭」が14日、3年ぶりに客を入れて開かれた。久礼新港に野外特設会場を設け、従来とは異なる事前申込制。約160人がカツオ料理やわら焼きたたきづくりを楽しんだ。

 「―祭」は1990年に始まり、新鮮なカツオを求め毎年1万人以上が集まる。しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年はインターネットで配信するリモート開催に。21年は中止を余儀なくされた。

 今年は最大4人までのグループ40組限定で、2時間のみの開催。県内外から149組の応募があり、当選したグループが続々と来場した。かつお祭実行委員会委員長の池田洋光町長が「皆さん、お帰りなさい」と高らかに開会を宣言すると大きな拍手が巻き起こった。

自分たちが食べるたたきを焼く参加者

自分たちが食べるたたきを焼く参加者

 たたきの提供数が多い従来の祭りでは、主催者側が焼いていたが、今回は参加者自らがわら焼きしてすぐに味わう形にした。熱々のたたきを口にした参加者は「最高!」「めちゃくちゃおいしい」と大喜び。カツオの炊き込みご飯やユッケ、ハランボの炭火焼きなども頬張り、カツオ尽くしのひとときを満喫した。

 高知市から友人ら3人と訪れたパート、百瀬緑さん(46)は「久礼に来たのは1年ぶりでこんなにたくさんカツオを食べたのは初めて。自分で焼いたたたきはおいしくて大満足」と箸を進めていた。

 また近くの久礼大正町商店街でも関連イベント「かつお祭」が行われ、生カツオが山のように盛られた丼などの特別メニューを求め、多くの観光客でにぎわった。商店街の「祭」は15日まで。(富尾和方)

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