田植えの季節、四万十川の「代かき濁水」軽減へ実験　高知県四万十町で水田に土壌改良剤

2022.05.02 08:32

田植えの季節、四万十川の「代かき濁水」軽減へ実験　高知県四万十町で水田に土壌改良剤

高知新聞社

濁水軽減へ土壌改良剤を散布した実験（四万十町東大奈路）

　田植え前の代かきで生じる農業濁水が四万十川に流れ出るのを軽減する実証実験がこのほど、高岡郡四万十町内で行われた。２カ所の水田計４４アールで無害の土壌改良剤（硫酸カルシウム）を使い、効果を検証する。

　四万十川流域は３、４月に代かきが盛ん。支流も含めて流出する濁水が景観を損ね、観光面への悪影響が指摘されている。また、アユが餌にするコケの成長を阻害する懸念もある。

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