2022.04.25 08:35
牧野博士に思いつづる 手紙コンテスト入賞12点を展示 佐川町
自然や植物への思いをつづった手紙の展示(佐川町の牧野富太郎ふるさと館)
牧野博士の生誕160年記念事業実行委員会が主催。全国の4~91歳から310点の応募があり、審査の結果、中学生以上の最優秀「牧野富太郎賞」などの受賞作が決まった。
受賞作は「(牧野博士が)植物につけた名前はそのどれもが分かりやすくユニークなので、とても好きです」「(新型コロナウイルス禍でも)富太郎さんの愛した植物たちは、いつもと変わらず生えていて、花を咲かせ、実をつけています」など、博士に語りかけるような優しい言葉で植物への愛を伝えている。
牧野富太郎賞に選ばれた広島県三原市の中学3年、大下実々さん(14)は、植物が好きになったきっかけなどをみずみずしい表現でつづり、「庭の植物の小さな変化にも気遣うようになったからか、人を想(おも)う心も一層育まれた」と記した。
6月15日までで、月曜休館(祝日時は翌日に振り替え)。その後は高知市の県立牧野植物園などに巡回する。(楠瀬健太)