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2022.04.17 08:34

りっちゃん食堂は元気の源 80・90代が朝からワイワイ「何でも話せる」と笑顔の輪 岡花(日高村)―ちいきのおと(67)

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りっちゃん食堂でモーニングを楽しむ常連たち(写真はいずれも日高村本郷)

りっちゃん食堂でモーニングを楽しむ常連たち(写真はいずれも日高村本郷)


 高岡郡日高村本郷の小さな無人駅、JR岡花駅そばで、「りっちゃん食堂」は40年余り住民に親しまれてきた。昼は食堂、夜は居酒屋になるが、近年は朝の喫茶営業の方がにぎやかだ。「安否確認の場」「元気をもらいに来ゆうがよ」。80、90代のお年寄りらが集い、笑っている。

 「おはようございます! 早いねえ」

 3月の雨の日、午前8時ごろ。店前に止まった車から、3人の高齢女性が降りてきた。運転手が「りっちゃん」こと店主の坂本律子さん(81)で、近くの常連客、永野美音さん(96)と田村勝子さん(92)を家まで迎えに行ってきたところ。とはいえ2人ともシャキっとしていて、晴れの日は歩いて来店しているという。

 古びた外壁の2階に「りっちゃん」の小さな看板だけが掛かる店は、営業中かどうか判然としない。引き戸を開け中に入ると、りっちゃんは「モーニング食べるろ? ちょっと待ってよ」とカウンターの向こうへ。永野さんと田村さんはソファに腰掛け、「たびたび雨が降るねえ」「ひやいがねえ」と、おしゃべりを始めた。

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