2022.04.17 08:36
四万十川ジップライン2万人突破 開業1年10カ月 高知県四万十町
2万人目の利用客となった荒井奈々絵さんと岩井陽子さん=右(四万十町十和川口)
四万十川上空に張ったワイヤで約200メートル滑り降りるジップラインは2020年6月にオープン。新型コロナウイルス禍での営業が続く中、約1年10カ月で2万人に達した。
2万人目は、いずれも高知市の会社員、荒井奈々絵さん(48)と岩井陽子さん(49)の友人2人組。ともに初めてという滑空を体験し「気持ちいい。約20秒があっという間。こんなにどきどきしたのは久しぶり」と終始笑顔だった。
町などによると、ジップラインの21年度利用客は8269人。コロナ禍で県外客が減っていることなどから目標の1万人は下回ったものの、県内の小中高校約40校が修学旅行の代替などで訪れ、利用を支えたという。
運営会社の「四万十とおわ」専務、上村嘉郎さん(52)は「今後は県西部の観光施設などで広域的に連携しながら、県外へのPRを増やしたい」と話していた。(小林司)