【動画】四万十川にこいのぼり５００匹舞う　高知県四万十町十和で２年ぶり「川渡し」５／７まで

2022.04.10 08:40

【動画】四万十川にこいのぼり５００匹舞う　高知県四万十町十和で２年ぶり「川渡し」５／７まで

高知新聞社

四万十川上空に渡された５００匹のこいのぼり（四万十町十川）

　四万十川の春の風物詩「こいのぼりの川渡し」が９日、高岡郡四万十町十和地域で始まり、約５００匹が川から飛び出したかのように風にそよいでいる。５月７日まで。

　全国に広まった川渡しの先駆けで４８回目。１９７４年の２６匹から徐々に増え、８７年は２５０匹、９５年から５００匹の群れになった。新型コロナウイルス禍で２０２０年は１週間に短縮、昨年は中止。今年はイベントは開かず、２年ぶりに川渡しを行うことになった。

対岸の山から渡り始めたこいのぼり（四万十町小野）

　この日は、主催する十川体育会（松元昭夫（てるお）会長）ら約４０人が朝から作業。両岸に分かれてワイヤを渡し、こいのぼりを２メートル間隔でつなぐ６時間がかりの作業に汗を流した。

　青空の下、大小の色鮮やかなこいのぼりが泳ぎ始めると、家族連れらは「こりゃすごい」「いっぱいあるねえ」。今回を最後に、まとめ役の会長を退くという松元さん（７０）は「たくさんの子どもたちに喜んでもらいたい」と話していた。（小林司）

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