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2022.03.30 08:33

牧野富太郎博士が愛した「仙台屋桜」見頃近づく 高知市福井

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桃色の花が咲きだしたセンダイヤザクラ。見頃は今週末ごろという(29日午後、高知市福井町=佐藤邦昭撮影)

桃色の花が咲きだしたセンダイヤザクラ。見頃は今週末ごろという(29日午後、高知市福井町=佐藤邦昭撮影)


 高知市中須賀町の「仙台屋」の庭にあったことからセンダイヤザクラ。昔々から高知の城下でそう呼ばれ、親しまれたという。

 高知県出身の植物学者、牧野富太郎博士は90歳を超えた晩年、「仙台屋桜(センダイヤザクラ)」を歌に詠み、東京から故郷の弟子に向けて再三再四、高知から苗木や葉を送ってほしいと懇願している。

 博士の深い望郷とともにあった美しい桜。各所に見られたが、宅地化や道路拡張で年々減り続け、昔々から受け継がれた大樹は、もうほとんどない。

 高知市福井町の徳弘秀一郎さん(67)のセンダイヤザクラは樹齢80年。歴史を語る遺産は日当たりのよい高台で枝を飾る。(石井研)

高知のニュース 高知市 自然・植物 牧野富太郎

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