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2022.03.27 08:45

金銭感覚ゆがみ暴走―奈半利汚職 迫る判決 元課長補佐らの供述から(上)

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 高知県安芸郡奈半利町のふるさと納税汚職事件で、贈収賄を主導したとされる町地方創生課の元課長補佐、柏木雄太被告(43)の判決が28日、高知地裁で予定されている。立件総額は県内汚職で過去最高の9377万円で、検察側は柏木被告に懲役7年を求刑。柏木被告側は、返礼品の精肉加工を巡る約9200万円の収賄を認める一方、水産品を巡る約180万円の受託収賄は否認している。これまでの公判で事件の真相はどこまで明らかになったのか。柏木被告らの供述から振り返る。

 全国屈指のふるさと納税寄付金を集めた奈半利町。捜査のメスが入ったのはちょうど2年前、2020年の3月だった。県警は、職務権限を利用して寄付金の一部を身内に還流させていたとして柏木被告やその父母らを逮捕。調べを進めた。

 町役場で返礼品業務を一手に仕切り、「エース職員」と評された柏木被告。逮捕後の取り調べでは一貫して黙秘し、町による懲戒免職処分にも不服を申し立てるなど、徹底抗戦の構えを見せていた。

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