2024年 03月29日(金)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知龍馬マラソン2024写真販売
高知新聞PLUSの活用法

2022.03.19 08:34

一絃琴、時代超え染みる音色―[音土景] 音感じる土佐の風景(15)

SHARE


 高知市の城西公園の北側。江ノ口川沿いにある寺田寅彦記念館(小津町)から、春の日差しのような優しい旋律が流れてくる。

 中をのぞくと、土佐の伝統楽器、一絃琴(いちげんきん)を弾く人々。「かわいらしさの中に愁いを帯びた、なんとも情のある音でしょう」

 正曲(せいきょく)一絃琴白鷺会の会長、森本和子さん(75)が目を細める。

 □  □ 

 一絃琴は長さ1・1メートル、幅12センチほどの桐(きり)の板に1本の弦を張った楽器。奏者は左手の中指と右手の人さし指にはめた円柱形の奏具(蘆管(ろかん))を使い、左手で弦を押さえ右手で弾く。平安期にもつま弾かれていたという。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 高知市 音土景 音楽 写真・グラフ

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月