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2022.03.02 08:37

コロナ禍の逆境、成長の糧に...青春の学びや4051人卒業 高知県内公立高

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紙吹雪が舞う中、会場を後にする卒業生(高知市の高知工業高=反田浩昭撮影)

紙吹雪が舞う中、会場を後にする卒業生(高知市の高知工業高=反田浩昭撮影)


 高知県内のほとんどの公立高校で1日、卒業式が行われた。卒業生は友達や恩師との思い出を胸に新たな一歩を踏み出した。今春の卒業予定者は4051人。

 高知市桟橋通2丁目の高知工業高校では全日制252人、定時制29人の計281人が旅立ちの日を迎えた。新型コロナウイルス対策として在校生は出席せず、校歌斉唱も行われなかった。

 北村晋助校長は「コロナ禍でも希望を捨てず、今できることにチャレンジして成果を上げた」と卒業生をたたえ、アフガニスタンの支援活動に尽力した医師、故中村哲さんの座右の銘「一隅を照らす」を紹介。「これからも志を高く信念を持って、今いる場所で最善を尽くしてほしい」と呼び掛けた。

 生徒側は全日制を代表し、川田裕樹さんがあいさつ。「修学旅行が中止となり、伝統ある体育祭も経験せず卒業する。正直、やるせない思いも残る」としつつも「かけがえのない青春を送ることができた」と仲間や教員、保護者に感謝。後輩に向け「(コロナ禍の)逆境を成長の糧に個性を発揮し、グローバルな社会を生き抜く人になって」とエールを送っていた。

 卒業生は教員や保護者の拍手と紙吹雪に包まれ、はにかみながら学びやを後にした。(玉置萌恵)

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