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2022.01.29 08:31

ダンス集団「コンドルズ」25周年公演、主宰の近藤良平が来高「青春の続きやってる」2/4高知県民文化ホール

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「みんなが得意技を生かしてる」と語る近藤良平(高知新聞社=森本敦士撮影)

「みんなが得意技を生かしてる」と語る近藤良平(高知新聞社=森本敦士撮影)

 学ランの男性だけのダンス集団「コンドルズ」の結成25周年を記念した高知公演が2月4日に行われる。公演を前に主宰者でダンサー、振付家の近藤良平(53)が来高。「自分もコンドルズとしてやれるんじゃないかと思って、楽しく見てほしい」とPRした。

 近藤は東京生まれ。幼少期は商社マンの父の転勤で南米で過ごし、ダンスは横浜国立大学在学中に始めた。1996年、ダンス仲間とコンドルズを旗揚げ、世界約30カ国で公演してきた。テレビ番組や映画、舞台で振り付けを広く手掛け、障害者ダンスチームも率いた実績が評価され、4月から「彩の国さいたま芸術劇場」の芸術監督を務める。

 公演はダンス、映像、人形劇、コント…あらゆる手段で楽しませる内容だ。おなじみの学ランは「結成当時、何かしらみんなの家にあって買わなくて済む衣装がこれで。海外でもウケがいいから今に至ってますね」。

 メンバーは30~50代の十数人。120キロの巨体を生かしたパフォーマンスをする人もいれば、鍛えられた肉体で前衛的なダンスを披露する人も。近藤の感性でメンバーを決め、「オーディションをすると上下関係が決まるから、やらない。面倒くさいことを言ってくれる人がいい」。

 俳優、大学教授や新宿ゴールデン街のバーのマスター、宮崎市の宿の主人…。メンバーは副業が当たり前だ。

 「いろんなことに目を向けた人とやると、いい作品ができる」

 高知公演は2010年が最初。昨年1月に11年ぶりに公演を行った。「(新型コロナウイルスの影響で)自粛期間を経て、久しぶりの生の舞台が高知だった。足で舞台を確かめる感じで、感激しました」

 イメージは「男子学生の放課後」だ。「男は無駄なことばっかりして、女子に冷たい目で見られたりするでしょ」。特有の空気感を重視し、「僕らはそんな青春を今も続けている。だから25年も続けられたんでしょうね」。(村瀬佐保)

 ◇ 

 公演「ONE VISION」は2月4日午後7時から高知市本町4丁目の県民文化ホールで。5500円、大学生以下3千円(全席指定)。県民文化ホール、ローソンチケット、チケットぴあで販売中。

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