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高知新聞PLUSの活用法

2022.03.08 15:00

イドバタ第11回「サクラサケ!受験生」 受験生への応援、あなたの思い出をお寄せください

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 テーマを設定して皆さんに投稿してもらう企画「イドバタ」。時にゆる~く、時に真面目に、その時々に高知のみんなぁが思っていることをつぶやく場です。

 今回のテーマは、「サクラサケ!受験生」

 受験シーズン真っ只中。今まさに頑張っている受験生への応援、自分や子どもの思い出、今の受験制度について思うことなど、受験にまつわるご意見やエピソードをお寄せください。

 ちなみに編集担当は、センター試験の英語の時間に爆睡(前日緊張であまり眠れず、昼食直後だったのもあって…)。それを知った先生が私より落ち込んでいたのが一番の思い出です。受験生の皆さん、本番の前日はたっぷり寝ておきましょう。

 ハラハラドキドキの体験談、受験生への温かいエールが寄せられました。受験生も、受験生を支える人も、本当に大変だと思いますが、厳しい冬の後には春が訪れるもの。頑張った後は、どうぞ自分を褒めてあげてくださいね。


「火事場のばか力おとこ」「自分で決めた道を」

■10年前、息子の高校入試の朝。試験場に向かう車中で突然激しい胃痛になった息子。のけぞるように苦しむので病院へ担ぎ込もうとするも、本人の意思で試験場へ。後で聞くと激痛は10分間隔で襲ってくるので(まるで陣痛や…)、その谷間に全力で問題を解いたらしい。驚くべき事に合格した! 次は大学入試。勇んで受けたセンター試験で事もあろうに息子は「数Ⅰ」と「数A」を取り違えてしまった! 気付いた時は手遅れ…。浪人なので後がない。続く私立大に超全力投球し、なんと第1志望に合格した。驚いた! 次は就職試験。これもまた大学入試と似たてんまつで結局受かった。こうもたびたびジェットコースターに乗せられたら寿命が縮む! 夫と私は息子の事を「火事場のばか力おとこ」と呼びゆう。(南国市、60歳女性)

 まさにジェットコースター…。読んでいるこちらも心臓が縮む気がしました。しかし最後には毎回目標を達成するのがすごいです。


■20年前、叔母(母の妹)から電話があり「娘(いとこ)が友達と一緒に自宅から9キロ離れた高校に行きたいと言っているが遠いと思うので、自宅から3キロにある高校にするよう話してほしい」ということだった。私は郡部の実家からJRで1時間以上かけて高知市内の高校に通い、通学するだけで大変だったので、「近くの学校が楽でいいよ」と話し、いとこは自宅から3キロの高校に行った。それから時はたち、ふとした時に私が近くの高校を勧めたことでいとこの人生にマイナスの影響を与えたのではないだろうかと心に引っかかるようになった。小学生の子どもを育てる今なら、叔母からの電話に「これからの人生、自分で決断することがたくさん出てくる。自分で決めたことなら何があっても乗り越えれるし、挫折しても得るものもあるので本人の思うようにしてあげてほしい。私たちはいとこが困った時に相談に乗ったり、後悔のない人生が歩めるよう見守るだけだよ」と伝えたい。(高知市、45歳女性)

 いろんな経験をした先輩からのアドバイスで、よりよい選択肢に気付けることも多いもの。ただ、助言した上で、人生の選択肢はその人自身が決められるよう見守る勇気も、必要なことかもしれません。
 

■もうダメ。落ちる~! 3人子どものいる友は高校、大学すべて同じセリフを電話で私に叫んでいた。あの頃は、偏差値、学校フィルターという言葉に、親は翻弄された記憶がある。せっかく大学を出ても、会社の前で試験も受けずの門前払いはかわいそう。そんな親心をうまく操る予備校にささげたお金は、新車我慢、家のリフォーム延期などなどだった。あんなこと、こんなことの時間は流れ、友の子どもも、私の子どもも、何とか大学を卒業し、今は自分の人生を頑張って生きている。死ぬまで分からないことばかりだけれど、みんな笑顔でいるから、きっと過去の受験戦争は、涙と悔しさも含めてだけれど桜は咲いたと思う。今は苦しいと思う受験生、入学しても桜は咲かない、満開の桜は一日一日時間をかけて、ゆっくりと、あなた色のつぼみを作ってほしいと思う。そして、いつの日か、満開のあなたの色を咲かせてほしいと思う。頑張って。(高知市、62歳女性)

 受験はあくまで人生の通過点の一つ。そこからどんな経験を積み、どんな花を咲かせるかはまだまだ分かりません。みなさんがすてきな花を咲かせることを祈っています。


■十数年前のうちの娘の大学入試。第1志望は、チョー難関大学、受かりそうもないので、滑り止めを4校受けたら、その滑り止めを全て落ちた。もう無理。取り寄せた予備校のパンフレットの「血を吐きながら勉強した」「3時間しか眠らずに勉強した」に娘は震え、私は授業料の高さに震えていた。親子で覚悟を決めた。でも、その数日後、なんとその難関の第一志望の合格通知が。何度も確かめ、親子で抱き合って泣きじゃくった。これであの高い予備校の授業料を払わなくて済む。私は、涙が止まらなかった。不思議、この世の中「奇跡」というものが案外あるものです。受験生の皆さん、初志貫徹! 頑張れ!(高知市、65歳女性)

 背筋も凍る恐ろしいパンフレットですね…。娘さんの努力あってこその「奇跡」だと思います。おめでとうございます。

■長男が去年大学受験しました。校内選考の指定校推薦ではじかれ、公募推薦で県内の大学を受験しましたが結果駄目でした。それから県外の私立大学に無事合格。広島に日帰りでアパートを決めてバタバタな数日が過ぎていた3月の中旬すぎに、松山の大学から合格通知が。入学式1週間前に松山の大学に急きょ変更。現在子どもは吐くほど楽しいと言って大学に通ってます。受験される学生さん諦めず頑張ってください。最終的に良いところに着地してくれたので良かったです。次は長女が受験。頑張れ。(高知市、50歳男性、会社員)

 「吐くほど楽しい」だなんて、なんて素晴らしい!すてきな大学生活を送ってください。

■受験の孫が2人います。福岡にいる女の子は地元大学受験。高知にいる男の子は専門学校受験のようです。コロナ禍の関係で3年会っておりません。少しさみしい気持ちです。2人とも頑張って下さいと祈るばかりです。サクラ咲け!(高知市、79歳女性)

 遠くから祈るばかりでは、心配も募りますね。会えない分も、受験生みなさんに届け、エール!

■初めての孫が大学受験する今年、どれだけ気をもんだか分かりません。余計な口出しすることはできません。息子もイライラしている様子。共通テストがすんだ時、難しくて自分は駄目と涙ぐんでた、と聞いた時はもらい泣き。でも、高校の先生が新聞に試験の感想を書いてました。難しかったと。それを孫にラインで送ってやりました。気持ちが少しでも柔らかくなればと思いましたが、これくらいしか手助けができません。しかし、先日思う大学に合格したと報告あり。思わず万歳しました。コロナが早く収まり今しかできないことを楽しんでほしいです。皆さんの上に桜の花びらが舞いますように。(高知市、75歳女性)

 プレッシャーのかかる受験生の心境は、浮き沈みも激しく、つらいもの。そこに寄り添う思いやりが、何よりの応援です。お孫さん、よかったですね。

■センター試験の模試ではいつも800点中400点ぐらい。志望校はそれで十分だったので大した緊張もなく挑んだ本番で720点をたたき出しました。本番まで何があるか分からないものです。志望校を偏差値が上位の大学に変えようか迷いましたが結局変更せず。しかしそれから10年後、私はその大学に勤務することになりました。人生も何があるか分からないものです。受験生の皆さん、試験がうまくいってもいかなくても、人生は面白くできています。これまでの努力を存分に発揮してください。(広島県東広島市=南国市出身、41歳女性、団体職員)

 ご縁はどんな形でつながっているかわかりませんね。どの道に進んだとしても、きっと人生面白いことが起こるはず。そう信じて、自分のできることを懸命にやることが大切なのかもしれません。


 「イドバタ」は、正解を求めるものではありません。お気軽に、その時の気持ちを投稿してください。寄せられたご意見は随時紹介します。紙面は毎月1回程度の掲載となります。


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■これまでの「イドバタ」

第10回「2022年 トライしたいこと」
第9回「2021 私の流行語!」
第8回「新聞、ここがダメ!」

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