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2022.01.22 08:32

〈盛りそば定食〉60年超の歴史が財産 ほっこり味めぐり(15)まえだ食堂(安芸市矢ノ丸4丁目)

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コリコリとした食感のそばがメインの盛りそば定食(写真はいずれも安芸市矢ノ丸4丁目のまえだ食堂)

コリコリとした食感のそばがメインの盛りそば定食(写真はいずれも安芸市矢ノ丸4丁目のまえだ食堂)

 高知県安芸市で60年以上前から営業する食堂の人気メニューは自家製麺の盛りそば。そば皮の粉を練り込んだ麺は香り高く、かめばモチモチ、コリコリとした食感が楽しめる。

 しっとり水分を帯びたつややかな麺は、喉をするすると滑り落ちていく。昆布や削り節でしっかりだしを利かせたつゆは深い甘さが特徴だ。

 3代目店主の斉藤真紀さん(49)が「『甘めの味付けのお店は繁盛する』というのが先代の母からの言いつけでしたので」と話す。そば以外の各メニューも優しい甘さが基本となっている。

 盛りそば定食に付いてくる軽い衣の唐揚げ、鶏そぼろの乗ったご飯も人気で「味が変わってないねえ」となじみの常連を喜ばせている。久しぶりに帰省した家族のためにと、そばを持ち帰る客も多いという。

 「この店の財産は歴史」と斉藤さん。初代の祖父の時代には本町商店街に店があり、映画鑑賞帰りのお客さんや出前配達でにぎわった。同市出身の俳優、故川谷拓三さんも帰郷した折に店を訪れたという。

故川谷拓三さんの色紙と店主の斉藤真紀さん=中央=ら

故川谷拓三さんの色紙と店主の斉藤真紀さん=中央=ら

 贈られた色紙には「ただいま おかえり」の言葉。出前から帰ってきた祖父と幼き斉藤さんら家族のやりとりを、味わい深い文字でしたためてくれたものだ。

 笑顔あふれる接客で、今も店内は家族的な明るい雰囲気に満ちあふれている。懐かしの味を求めて「ただいま」と帰ってきたくなる食堂だ。 (安芸支局・森部智成)

 【メモ】定休日は日、月曜日。営業時間は午前7時~10時15分、午前11時~午後1時45分オーダーストップ。盛りそば定食はランチの提供で980円。矢ノ丸4丁目13の24。電話0887・35・2528。

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