2022.01.19 08:40
【動画】通常係留で津波被害拡大か、船体が海底にめり込む 高知県室戸市の佐喜浜漁港、引き揚げ始まる
ダイバーらが作業して引き揚げられた漁船(写真はいずれも室戸市佐喜浜町の佐喜浜漁港=森本敦士撮影)
波の力で太い係留ロープが引きちぎられていた
トンガ沖の海底火山噴火で、高知県に押し寄せた津波で沈没・転覆した漁船の引き揚げ作業が18日、室戸市の佐喜浜漁港で始まった。被害の出た船は、直径3センチ近い係留ロープがちぎれ、船体が海底にめり込むなどしていた。横波に弱い通常の係留方法にしていたため被害が大きくなった可能性が高い。
佐喜浜漁港は、奥行き約400メートル、幅は最大約70メートルと細長い構造で、10トン未満の小型船が多い。16日未明、「波というより川の流れ」のような津波が押し寄せ、多くの船の係留が外れ漂流。5隻が転覆・沈没、3隻が行方不明になった。…