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2022.01.18 08:38

〈あわびめし〉リッチで上品 海の味 ほっこり味めぐり(12)あわびめし栄楽(香南市夜須町千切)

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特製だれで炊いた優しい味のあわびめしに、伊勢エビの炊き汁などがセットになった「潮姫コース」(写真はいずれも香南市の「あわびめし栄楽」)

特製だれで炊いた優しい味のあわびめしに、伊勢エビの炊き汁などがセットになった「潮姫コース」(写真はいずれも香南市の「あわびめし栄楽」)

 おわんのふたを取ると、何とも上品な潮の香りがふわっと漂う。秘伝のたれでアワビをご飯に炊き込んだ「あわびめし」は、ちょっとぜいたくなごちそうだ。

 ヤ・シィパークから東へすぐ。太平洋を望む堤防沿いに、古民家風の店はたたずむ。1963年の創業以来、地元民や観光客から「海の幸とリッチな気分を味わえる」と評判。30年ほど前からは2代目店主の山本幸広さん(68)、美代子さん(67)夫妻が切り盛りしている。

 炊き込み用の特製だれは、美代子さんの母で先代の西山鈴子さん(90)が考案した。日高昆布でだしを取った優しい味だが、詳しくは秘密だそう。

 アワビは漁期の新鮮なものでも一度凍らせ、「カンナですいたように」スライスするのが調理のこつだとか。薄く切ることで食感が硬くならず、米になじむという。

 7種あるあわびめしコースの中で、売れ筋は「潮姫コース」(5500円)。伊勢エビが1匹まるごと入った炊き汁と、ぷりぷりのエビフライ2尾などが付いた豪華な膳だ。炊き汁もあわびめしと同じだしを使っており、相性はばっちりだ。

風情ある店内でぜいたくなひとときを楽しむ

風情ある店内でぜいたくなひとときを楽しむ

 休日ともなると、店には地元住民やゴルフ帰りの男性客らが続々。昼時は1時間以上待つ人も出る人気ぶりだが、「元気でできるだけ長く続けられたら。それ以外は何もありません」と山本さん夫妻。潮騒を聞きながら、先代から変わらぬ特別な味と時間を届けている。(香長総局・深田恵衣)

 【メモ】7種のコースは1300~9600円。営業は午前11時~午後9時(あわびめしがなくなり次第終了、同8時ラストオーダー)。月曜定休。夜須町千切536の111。電話0887・55・3508。

高知のニュース 香南市 ほっこり味めぐり

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