2022.01.18 08:40
高知県内初、直販所に子ども食堂オープン 高知県香南市の天然色市場「多世代つなげたい」
直販所「天然色市場」で始まった子ども食堂(写真はいずれも香南市吉川町吉原)
同市場は、指定管理者が決まらず休止していたが、昨年8月、3年4カ月ぶりに再開。指定管理者となった同社は施設を改修し、「直販所に縁がなかった世代も呼び込みたい」と、地場産品のほかスイーツや雑貨も販売している。
世代間交流を生むための取り組みの一つが子ども食堂。新型コロナウイルス禍の影響で、スタートは少しずれ込んだものの、昨年12月10日に初開催にこぎ着けた。
おもちゃのプレゼントも子どもたちを喜ばせた
初開催は新型コロナに配慮してテークアウトのみに。親子連れら約70人が訪れ、ロコモコ弁当と芋プリンを受け取った。子どもにはおもちゃもプレゼントした。同市香我美町の40代女性は「2歳から12歳まで4人の子どもがいるのでありがたい」と話していた。
今後は店内のイートインスペースを活用して開催する予定。同社の槙尾絢子代表(32)は「店内の食材をうまく活用したい」とし、近隣の子ども食堂と食材を融通し合い、フードロスや材料不足の解消にも力を入れるという。
子ども食堂は18歳以下無料(19歳以上は1食300円)。開催日はホームページや写真共有アプリ「インスタグラム」などで告知する。問い合わせは天然色市場(0887・53・9799)へ。(深田恵衣)