2024年 04月24日(水)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2022.01.16 08:36

島の新年は綱引きで明ける!柏島で伝統の「しめ引き」3年ぶり熱戦 高知県大月町

SHARE

一年の始まりを祝った「しめ引き」(大月町柏島)

一年の始まりを祝った「しめ引き」(大月町柏島)

 高知県幡多郡大月町柏島の新春の伝統行事「しめ引き」が14日夜、行われた。島を南北に貫く道路で、住民が力いっぱい綱引き。1年間の無病息災や豊漁・豊作を祈願した。

 中央に正月のしめ飾りをくくり付けた100メートルほどの綱を、島民が引っ張り合う。毎年この日に行われ、100年ほど前から続くといわれている。過去2年は悪天候や新型コロナウイルスの影響で中止しており、3年ぶり。

 民家や宿に囲まれた幅約3メートルの道路が会場。午後7時前、ドコドコと太鼓をたたく音が島に響き始め、老若男女60人ほどがぞろぞろと集まった。

 太鼓の合図で熱戦がスタート。子どもも大人も「うおー」と声を上げ、まるで運動会のような熱気に。3番勝負を終えた後は、「ご苦労さん」「みんな元気でおれよ!」とねぎらい合っていた。

 地元で酒店を営む河野末博さん(72)は「島の一年の始まり。久しぶりやったからみんな力が入っちょった。人は減っても続けていかないかん行事ですね」と笑顔で話していた。(新妻亮太)

高知のニュース 大月町 伝統行事・祭り

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月