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2022.01.11 08:40

元栃煌山の引退相撲、まだ席あります! 1/30国技館 コロナで販売苦戦

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元栃煌山引退相撲のポスター

元栃煌山引退相撲のポスター

 大相撲で15年間にわたって活躍した元関脇栃煌山の清見潟親方=安芸市出身、春日野部屋=の引退相撲が今月30日に東京・両国国技館で行われる。昨年9月に発売したチケットは、新型コロナウイルスの影響もあって売れ行きが思うように伸びず、いす席を中心にまだまだ余裕がある。清見潟親方は「栃煌山の最後の姿なので、もしよかったら見に来てほしい」と呼び掛けている。

 清見潟親方は安芸中学校、明徳義塾高校を経て角界に入り、長く幕内上位で土俵を沸かせた。県出身力士最多の幕内通算573勝を挙げ、史上初の無観客となった2020年3月の春場所を最後に引退した。

 新型コロナの影響で同時期に現役を退いた親方たちが引退相撲の開催を見合わせる中、清見潟親方は「腹を決めてやらないと、できるものもできなくなってしまう」とその先陣を切って昨年9月に開催概要を発表し、チケットの販売を始めた。

 引退相撲は本場所のような日本相撲協会主催ではなく、実質的に親方個人が行う興行。本来なら告知から半年以上の準備期間があるものの、今回は4カ月ほど。その上、親方自身があいさつ回りをする〝営業〟もコロナ下でままならず、現在は協会の外出制限もあって「電話とかでお願いしている状況」という。

 そのため売れ行きは「なかなか順調とは言いづらい」と苦戦しているもよう。升席Sは既に完売したが、升席B(1人1万500円)やC(1人9500円)、いす席(1人4千~9500円)はまだまだ空席がある。

 東京では再び感染が拡大する厳しい状況に清見潟親方は「行きたくても来られない人もいると思う。そういう人たちにも感謝の気持ちは変わらない」と述べつつ、「もし来られそうなら、最後の大銀杏(おおいちょう)姿なので皆さんに見てもらえるとありがたい」と話した。

 引退相撲では断髪式のほか、巡業のような現役力士の取組や初っ切り、相撲甚句の披露なども行われる。午前10時半開場、同11時半開始で午後4時に終了予定。本場所と同様の感染防止対策を徹底して行う。

 チケットは栃煌山引退相撲事務局(電話080・7810・4734=平日午前10時~午後5時、ファクス03・3622・6855、Eメール=tochiouzan.kiyomigata@gmail.com)で販売しているほか、チケットぴあやチケット大相撲でも取り扱っている。(仙頭達也)

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