「穏やかな年に」と初詣　マスク姿の参拝者でにぎわう　高知県内

2022.01.03 08:34

「穏やかな年に」と初詣　マスク姿の参拝者でにぎわう　高知県内

高知新聞社

初詣客でにぎわう境内（２日、高知市の潮江天満宮＝山下正晃撮影）

　２０２２年の新春、高知県内の社寺にはマスク姿の初詣客が大勢訪れた。新型コロナ禍に翻弄（ほんろう）される２年間を過ごしてきた参拝者らは、「今年こそは穏やかな年に」―。それぞれの願いを胸に、気持ちを新たにした。

　高知県内は１、２日とも晴れ。２日は寒さも和らぎ、高知市天神町の潮江天満宮では拝殿前に長い列ができた。参拝者は、感染対策のため鈴を鳴らすことはかなわなかったが、家族の安全、受験の合格、商売繁盛などを願って手を合わせた。

　境内では、家族で記念撮影したり、おみくじに一喜一憂したり、お守りを一つ一つ吟味したり…。絵馬には「家族がコロナになりませんように」との願いも託された。

　家族４人で訪れた本村仁さん（４５）＝同市＝は「家族の健康はもちろんですが、一番は娘の高校受験の合格祈願です」。娘の美疾（みはや）さん（１５）は「おみくじは大吉で『安心して勉学せよ』とあった。落ち着いて受験したい」と話していた。（坂本出）

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