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2021.12.28 08:25

年末年始 みんなどう過ごす?変異株警戒 外出控え続く【なるほど!こうち取材班】

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高知新聞社LINE調査
 「なるほど! こうち取材班」(なるこ取材班)は24~26日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を通じて、読者に年末年始の過ごし方を聞いた。県内では新型コロナウイルスの「感染ゼロ」が続いているものの、変異株を警戒し、昨年同様に外出を控えるという意見が目立った。

 アンケートは、なるこ取材班のLINEアカウントに友だち登録している約千人に実施し、82人が回答。外出を控えて「家族らと家でゆっくりする」との声が最多だった。

 高知市の30代の女性会社員は「昨年と変わらず、家の大掃除をして買い物にも行かずに家で過ごす。実家にはテレビ電話であいさつする」という。

 「コロナ以前にはもう戻れない」と嘆くのは、いの町の60代の男性会社員。今秋に初孫が誕生したが、会う予定はないそうで、「はせ参じてだっこしたいところだが、娘も孫も神戸。今ははるかな“海外”です」。

 複数の都市圏で新たな変異株「オミクロン株」の市中感染が確認されており、大豊町の70歳以上の男性は「これから感染第6波が予想されるので閉じこもる」。再拡大を警戒する声は根強いようだ。

 高知市の40代の女性会社員は県西部の地元に墓参りに帰りたいとしつつ、「オミクロン株のことでいやがられるのではないか」と心配。「全てコロナに振り回される生活になってしまった。感染対策をしながら上手に付き合っていける未来が訪れますように」と願った。

 一方で「密」を避けつつ、外出を楽しむ人もいる。

 「県内の温泉ホテルで、夫婦でのんびり過ごす」という高知市の70歳以上の主婦は、県内旅行が割引になる県観光キャンペーンを利用。「コロナが落ち着いたあたりから県内を自家用車でうろうろ」しているそうで、事前に感染対策を問い合わせて、ここなら安心と思える宿に泊まっているという。

 四万十市の40代の主婦は、新年の参拝を年内に済ませる「幸先詣(さいさきもうで)」に行くそうで、「高知は感染者が出ていないので結構油断している。オミクロン株が流行しつつあるので自分で自分の身を守る」と記した。

 アクセルとブレーキを同時に踏んでいるような年の瀬。医療従事者もこの1年の思いを寄せてくれた。

 高知市の40代の女性看護師は昨年同様、年末年始も勤務予定。感染対策やワクチンの普及で、感染者をせんさくしたり、せきをしている人を見とがめたりする以前の風潮が変わってきたと指摘し、「人のぴりぴりした感じがなくなっているので、毎日過ごしやすく感じる」とつづった。

 香美市の50代の女性看護師は「大勢で集まったりはしませんが」と断りつつ、「コロナでなかなか楽しみが見つけられない中、長男にかわいいお嫁ちゃんが来てくれたのが、わが家の明るいニュース」と伝えてくれた。

 コロナ禍で、日々の暮らしを支えてくれる全ての人に感謝を込めて―。来年も、「なるこ取材班」をよろしくお願いします。(大野泰士)

高知のニュース 新型コロナウイルス なるほど!こうち取材班

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