2021.12.21 08:26
ココハレ ピックアップ 親子支援 コラムで紹介 「いるかひろば」土居さん執筆「こころのとびら」
乳幼児の親子に寄り添ってきた土居寿美子さん=右(高知市の地域子育て支援センター「いるかひろば」)
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いるかひろばは高知市六泉寺町の港孕保育園内にあります。土居さんは保育士で2007年から勤務。現在はNPO法人の理事長として運営しています。
地域子育て支援センターには「親子の交流の場の提供と交流の促進」「子育てに関する相談や援助」「地域の子育て関連情報の提供」「子育てや子育て支援に関する講習」の4事業があります。いるかひろばには毎月100件前後の相談が寄せられています。
コラムは20年6月にスタート。土居さんが関わってきた親子のエピソードを交えながら、「一人一人に寄り添った支援」を紹介。これまでに19回掲載されました。
「子どもの『イヤ!』に困っていませんか?」「うちの子はわがまま! どうしたらいい?」。テーマは子育ての困り事から、夫婦間のすれ違い、親との関係性といった家族の話まで。子育ての“あるある”に共感しながら、わが子やパートナーとの関わりを振り返るきっかけになっています。
「お母さんの話を聞き、どうしたいのかを尋ね、一緒に考えていく」という土居さん。話を聞く際は気持ちを否定せずに受け入れることから始めます。
「『相談』というと、『ちゃんとした内容でないといけない』と捉える人がいますが、『子どもが今朝、ご飯を食べてくれなかった』とか『夫とけんかした』とか、そんな話でいいんです」
「こんなこと、聞いていいの?」と遠慮するお母さんたちも、話すうちに「すっきりした」「考えが整理できた」と笑顔になるそう。「気持ちのはけ口の場でいいんです。一人で頑張らずに話しに来てほしいし、話さなくてもいてくれるだけでいい。子育ての途中経過の時期を一緒に過ごしていければと思っています」
いるかひろばではオンラインを活用。午前と午後の集まりの時間にパソコンやスマートフォンから参加できます。(メディア企画部)
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