2021.12.10 08:36
四万十市の商店街に少女の砂像 松木由子さん制作「希望感じて」
砂像を制作する松木由子さん(左)ら=四万十市中村天神橋
松木さんは昨冬、妖怪イラストコンテストに合わせ同商店街で砂像を制作。今年も同商店街振興組合が「来客に楽しんでもらいたい」と依頼した。
11月初旬から土日を中心に作業。約400キロの砂を使い、高さ約1メートル、幅約1・5メートルの像に仕上げた。穏やかな表情の少女が多肉植物や照明を手にしている。
テーマは「祈り、願い、想(おも)い」で、松木さんは「子どもは未来の希望。希望の光を感じてもらえたら」。多肉植物は、趣味で育てている同市具同の介護士、荒谷瑠子(るりこ)さん(42)が協力して設置した。
商店街ではイルミネーションを飾り付けた「天神橋クリスマスロード」が開催中。同組合の国吉康夫理事長(63)は「すてきな砂像で、訪れた人は楽しい時間を過ごせると思う」。表面の砂が崩れない限り、1月初旬まで展示する。(今川彩香)