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2021.12.10 08:37

フォっトけないす 高知県最古のビールサーバー!?室戸市の立寿司「全国的にも珍しい」

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氷で冷やす旧式のビールサーバー。昔のアサヒビールのロゴマークがあしらわれている(写真はいずれも室戸市室津の立寿司)

氷で冷やす旧式のビールサーバー。昔のアサヒビールのロゴマークがあしらわれている(写真はいずれも室戸市室津の立寿司)

 ジョッキの上までてんこ盛りになった泡はふわっとして、見るからにきめ細かい。喉を鳴らして一口含むと、口当たりの軽さに気付く。いつもの生ビールと何か違うような…。うん、飲みやすい!

 室戸市室津、「港の上」と呼ばれる繁華街にある「立寿司」。店主の久保幸雄さん(76)と妻のヒロ子さん(72)が営む店のカウンター横に、氷が詰まったずんどう鍋のような物体が鎮座している。貼られているのは、昔懐かしいアサヒビールのロゴマーク。実はこれ、旧式のビールサーバーだ。

店主の久保幸雄さん。ジョッキの上まで泡が盛られたビール

店主の久保幸雄さん。ジョッキの上まで泡が盛られたビール

 現在、多くの飲食店で使われるサーバーは電気で冷やすタイプだが、旧式は氷でビールが流れるチューブを冷やす。「これを使ってるのは、県内でもうちくらいかもしれない」とヒロ子さん。東京で修業した幸雄さんが、Uターンして1968年に店を始めた時に手に入れたものだ。

 「ゆっくりとビールが注がれて、最後に泡だけがちょろちょろって出る。ちょっとこつがいるね」と幸雄さん。ふわっとした泡の秘密は、このサーバーにあるようだ。

 「複雑な機械はよく分からないので、壊れるまではこのままで」と使ってきた一品。時は流れ、今ではアサヒビールの営業担当者がサーバー目当てに訪ねてくるほどレアな代物となった。幸雄さんは「昔は営業マンに早く替えてくれとせかされたけど、今は替えないでくれと言われます」と、楽しそうに笑う。

 アサヒグループホールディングス(東京)によると50~60年代に作られたサーバーとみられ、今なお使われているのは「全国的にもかなり珍しい」(広報担当者)。ちなみに立寿司のビールは、現在主流の「スーパードライ」ではなく「アサヒ生ビール」。これまた50年以上変えていない、幸雄さんのこだわりだ。

室戸の鮮魚を使ったおまかせ盛りと一緒に

室戸の鮮魚を使ったおまかせ盛りと一緒に

 レアな一杯は600円。大将が握る室戸の海の幸とともに、ぜひご賞味を。(板垣篤志)

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