2021.12.07 08:39
列車内の刺傷事件、座席を盾に JR四国・くろ鉄が高知市で対策訓練
取り外した座席シートで身を守る運転士(高知市布師田)
走行中の列車内で乗客が刺傷される事件が8、10月、東京都内で相次いだことを受けて行われた。
訓練は、列車内にガソリンを持ち込んだ男が刃物を持って暴れたケースを想定。
乗客から「ガソリンの臭いがする」と聞いた運転士は、乗客を犯人から離れた場所に誘導し、刃物を突き出す犯人に対し、取り外した座席シートを盾に身を守るなどして対処した。
JR四国運転士の芝翔太さん(26)は「犯人を前にすると、思うように動けなかった。普段からさまざまな事態を想定しておきたい」と話していた。(浜田悠伽)