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2021.12.04 08:25

2021年 読者が選ぶ高知県内10大ニュース募集 記憶に残る出来事は?12/23締め切り 30人に賞金

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 2021年も残り1カ月を切りました。高知新聞社は今年も「読者が選ぶ県内10大ニュース」を募集します。本県関係の出来事を手引としてまとめましたので、家庭、職場、学校で振り返りながら、記憶に残っているニュースの順位を付けてください。(手引に掲載の肩書、年齢は当時)

※12月9日に、(78)清藤香南市長が辞職へ(79)世界初DMV運行へ、を追加しました。 

 【応募方法】皆さんが選んだ10大ニュースの順位、項目番号(手引以外のニュースを選ぶ場合は不要)、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号をはがきに明記し、〒780-8572 高知市本町3の2の15「高知新聞社報道部 県内10大ニュース係」へ。

 インターネットの場合は、専用ページから投票できます。

 応募は、はがきかネットで1人1票とします。同一人物による複数の応募、明らかに組織票と見なされるものは無効とします。



 【総合順位】皆さんが1位に挙げたニュースを10点、以下2位を9点…10位を1点と計算し、各ニュースの得点を累計します。総得点の多いものから順に県内10大ニュースとします。

 【賞金】皆さんが応募した順位を、実際の順位と突き合わせて点数化し、上位10人に各1万円を進呈(1家族で複数入賞した場合は、上位点の応募分のみ入賞とさせていただきます)。それ以外の応募者の中からも抽選で20人に各5千円を贈ります。

 【締め切り】2021年12月23日。

 【発表】2021年12月29日付紙面。

◆2021年の主な動き リスト◆
【通年】
(1)新型コロナ感染拡大続く
(2)東京五輪・パラ 県勢も活躍
(3)高知競馬 売り上げ好調
(4)木材・肉・ガソリン値上げ 家計直撃
(5)JA高知県の不祥事止まらず
(6)秋水生誕150年で話題相次ぐ
【1月】
(7)安芸市の瓜尻遺跡に古代役所
(8)大宮小 全国公立小初のバカロレア
(9)ジェットスター関空線廃止 
(10)昨年の県内企業 休廃業・解散最多
【2月】
(11)高知市がパートナーシップ制開始
(12)ボクシング福永 全日本新人王
(13)副知事が岩城氏から井上氏に 
(14)県産ワイン醸造所完成
(15)高知南国道路全通
【3月】
(16)日高村が県内初の治水条例
(17)「あき総合病院前駅」開業
(18)県女流展 40年の歴史に幕
(19)津野町に森林アスレチック施設
(20)南国市に「海洋堂SF」オープン
(21)「薫的さん」50年ぶり開帳
(22)黒潮町 大規模な高台宅地造成へ
【4月】
(23)高知国際高が開校 
(24)国勢調査で県人口が戦後最少
(25)高知市のワクチン予約混乱
(26)高知市に県立夜間中が開校
(27)東部道の芸西村直結は25年春
(28)山荘しらさ 4年ぶり再オープン
(29)新しい県史の編さんスタート
(30)昨年の観光客は最少266万人
【5月】
(31)コロナで公共交通の業績低迷
(32)「宇宙深海酒」の酵母生存
(33)日高村が「まるごとデジタル化事業」
(34)高知大丸 大規模改装へ
【6月】
(35)県内2遍路道 国史跡に 
(36)一本釣り船「海のエコラベル」取得
(37)小惑星りゅうぐうの石が高知に
(38)女子走り高跳び武山 日本選手権V
(39)JA高知県 支所・出張所再編へ
(40)県が10年ぶりに集落実態調査
(41)ヤマキン 本社を香南市に
(42)陸軍歩兵44連隊跡地を県が取得
【7月】
(43)繁藤災害で五十回忌の慰霊祭
(44)天狗荘 リニューアル
(45)奈半利汚職 元課長補佐収賄認める
(46)土佐節製法 国文化財に
(47)高知舞台の映画「竜そば」公開
(48)県内初の「熱中症アラート」
【8月】
(49)大野県議が辞職 
(50)龍河洞90周年 水の洞窟も
(51)よさこい祭り 連年の中止
(52)瓶子と嶋崎 全中飛び込み優勝
(53)カヌーとレスリング 高校総体V
(54)県中学野球 初の中止
(55)全国高校女子野球 中央が準優勝
(56)高知大医学部 高知市に研究拠点
(57)県内児童虐待の増加率ワースト 
(58)記録的な8月長雨で農業被害
【9月】
(59)香南市入札で市議らを逮捕 
(60)高知FD 12年ぶり優勝 
(61)岡林さん 陸上100メートル小学日本新
(62)県内の葉タバコ栽培激減へ
(63)日本ジオパークに土佐清水
【10月】
(64)農業「IoPセンター」開設
(65)レスリング桜井 世界女王に
(66)高知高・森木 阪神1位指名 
(67)宇佐郵便局で600万円強盗 
(68)高知商議所新会頭に西山氏
(69)衆院選で尾﨑氏初当選
【11月】
(70)高知高専などの衛星が宇宙へ
(71)中谷氏 人権担当首相補佐官に 
(72)高知PW ソフトボール日本一 
(73)中西哲参院議員が引退表明
(74)内田文昌堂 年内で閉店へ
(75)技研の技術 月面開発に採択
【12月】
(76)伊方原発 再稼働
(77)高知西バイパス全通 
(78)清藤香南市長が辞職へ
(79)世界初DMV運行へ




◆2021年の主な動き 概要◆
(1)新型コロナ感染拡大続く(通年)
 新型コロナウイルス感染拡大の波は2021年も続いた。第3~5波が断続的に押し寄せ、県内の累計感染者は12月3日時点で4167人となった。特に7~11月の第5波では1日当たり100人超の感染確認が続き、療養者はピーク時で744人、自宅療養者は542人を数えた。政府は8月27日、本県に「まん延防止等重点措置」を初適用。高知市が対象地域となり、飲食店向けに営業時間短縮要請などが行われた。一方、感染予防や重症化を防ぐワクチン接種も2月から始まり、11月28日時点で対象者の8割超が2回接種を終えた。

(2)東京五輪・パラ 県勢も活躍(通年)
 7~9月に開かれた東京オリンピック・パラリンピックで県勢も活躍した。五輪でただ一人の県出身の代表となった女子シンクロ板飛び込みの宮本葉月選手(高知市出身)は5位に入賞。パラでは、池透暢(ゆきのぶ)選手(高知市)が主将を務める車いすラグビーが銅メダルを、バドミントン混合ダブルスでも藤原大輔選手(高知市出身)が銅メダルを獲得した。本番に先立つ4月19、20日には県内で聖火リレーが行われ、19市町村の21区間、計33・6キロを175人がトーチを掲げて走り、県内が五輪ムードに包まれた。

(3)高知競馬 売り上げ好調(通年)
 高知競馬は、コロナ下でネットによる馬券販売が伸び、好調に推移。1月に1日当たり売り上げの最高額を3回更新するなどし、2020年度の売り上げは、過去最高だった前年度の1・5倍となる854億円余りを記録した。21年度も過去最高ペースで推移している。収益の増加に伴い8月、設置者の県、高知市への利益配分を21年度から大幅に増やす方針が決まった。

(4)木材・肉・ガソリン値上げ 家計直撃(通年)
 新型コロナウイルス禍で世界規模での物流網や需給バランスが乱れ、県内でも輸入品の上昇が続いた。輸入木材が入りづらい状況が続き、輸入肉の価格も急騰。県内でも値上げに踏み切る店が出た。ガソリンも原油価格の高騰で県内では10月、7年ぶりに1リットル当たり平均170円台に突入し、家計を直撃している。

(5)JA高知県の不祥事止まらず(通年)
 JA高知県による仁井田米の偽装表示問題は、1月公表の外部調査の報告書で新たな偽装が発覚。報告書は内部統制の不在と不正の常態化を指摘し、武政盛博組合長が引責辞任した。8月には、れいほく柚子加工場で賞味期限切れの原料でユズ加工品を、基準値超えの塩素酸が出た水で清涼飲料水を生産したことも発覚。さらに9月には仁淀川地区の共済事業などで職員2人の計5千万円超の着服も分かった。同JAは特別調査委員会を設置し、経済事業全般を対象にチェックを進めている。

(6)秋水生誕150年で話題相次ぐ(通年)
 四万十市出身の思想家、幸徳秋水の生誕150年、刑死110年に当たり、同市や高知市で企画展が続いた。関連の話題も相次ぎ、思想家クロポトキンに宛てた英文書簡が、オランダの研究機関に所蔵されていることが判明し、11月に本紙が報道。秋水の英文筆跡が分かる文書は他に残っておらず、注目された。同月には四万十市の正福寺に、県内外の多くの人の寄付で「秋水非戦の碑」が建立された。

(7)安芸市の瓜尻遺跡に古代役所(1月)
 安芸市僧津の統合中学校の建設予定地で発掘調査中の瓜尻(うりじり)遺跡で、古代律令(りつりょう)制下の官衙(かんが)(役所)とみられる建物群が見つかった。県東部で官衙とみられる遺跡は初確認で、未解明の古代史を解き明かす遺跡として注目を集めた。

(8)大宮小 全国公立小初のバカロレア(1月)
 香美市香北町の大宮小学校が13日付で、探究を中心とした世界的な教育プログラム「国際バカロレア」の認定を取得した。公立小では全国初で、県内学校では高知国際中学・高校に続く認定。

(9)ジェットスター関空線廃止(1月)
 格安航空会社(LCC)のジェットスター・ジャパンは21日までに、運航する高知龍馬空港―関西空港線の廃止を国土交通省に申請した。同路線は、新型コロナウイルスの影響で昨年4月から運休していた。

(10)昨年の県内企業 休廃業・解散最多(1月)
 2020年に県内で休廃業・解散した企業は前年比64件増の321件で、集計を始めた00年以降で最も多かったことが、東京商工リサーチ高知支店の調査で25日までに分かった。経営者の高齢化や後継者不足という構造的要因に、新型コロナウイルス禍の業績悪化も影響した。 

(11)高知市がパートナーシップ制開始(2月)
 高知市は1日、同性カップルらを公的に認める「パートナーシップ登録制度」の運用を開始した。

(12)ボクシング福永 全日本新人王(2月)
 プロボクシングの全日本新人王決勝戦が21日、都内で行われ、スーパーバンタム級で高岡郡四万十町出身の福永宇宙(そら)=黒潮ジム=が判定勝ちし、四国のジム所属選手としては初のタイトル獲得を果たした。

(13)副知事が岩城氏から井上氏に(2月)
 県の岩城孝章副知事(68)が任期途中の3月末で退任することになり、22日の県議会本会議で後任に井上浩之総務部長(58)が選任された。岩城氏は、尾﨑県政2期目の2012年1月に副知事に就任し、戦後の副知事として歴代最長となる9年3カ月在任した。

(14)県産ワイン醸造所完成(2月)
 県産ワイン造りに取り組む南国市の井上ワイナリーが香南市の三宝山に建設していた「のいち醸造所」が完成し、25日に竣工(しゅんこう)式が行われた。10月には自社醸造した初の完全県産ワイン「TOSAワインヌーボー」が発売された。

(15)高知南国道路全通(2月)
 高知東部自動車道・高知南国道路(15・0キロ)の高知ジャンクション(高知市一宮)―高知南インターチェンジ(IC、同市五台山)間の6・2キロが27日開通した。これで同道路は全通し、高知自動車道と高知龍馬空港が直結した。同市高須砂地には「高知中央IC」が設置された。

(16)日高村が県内初の治水条例(3月)
 高岡郡日高村は、台風や豪雨時の水害を抑制するため、氾濫が予想される河川流域での開発を規制する「水害に強いまちづくり条例」案を村議会に提出し、11日可決された。開発規制を盛り込んだ条例は県内初。

(17)「あき総合病院前駅」開業(3月)
 土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線の新駅「あき総合病院前駅」が13日に開業した。安芸駅と球場前駅の間に位置し、県立あき総合病院の駐車場に隣接する。増収策の一環として設置され、同線開業以来初めての新駅。

(18)県女流展 40年の歴史に幕(3月)
 最後の開催となる「第40回女流展」が13~20日、高知市の県立美術館で開かれた。洋画など8部門に、県在住・出身の女性作家583人の730点が寄せられ、入賞作など496点を展示。8日間で3300人余りが来場した。女性作家の発表の場として40年続いた歴史に幕を下ろした。

(19)津野町に森林アスレチック施設(3月)
 高岡郡津野町に20日、森林アスレチック施設「フォレストアドベンチャー・高知」がオープンした。最長337メートルのジップラインなどが目玉。「フォレストアドベンチャー」は1997年にフランス企業が考案したアウトドアパークで、高知は国内では35カ所目。

(20)南国市に「海洋堂SF」オープン(3月)
 フィギュアメーカー、海洋堂と連携して「ものづくりの街」を発信する南国市の地域活性化拠点「海洋堂SpaceFactoryなんこく」が21日オープンした。海洋堂の工房が入居し、人気フィギュアやジオラマなども展示。内装、外観とも宇宙船を模した施設で、開館半年で5万人が来場した。

(21)「薫的さん」50年ぶり開帳(3月)
 「薫的さん」として親しまれる薫的神社(高知市洞ケ島町)で22~28日、ご神体の神像が約50年ぶりに開帳された。祭神となっている江戸時代の僧、薫的和尚(1625~71年)の生前の姿を写したと伝えられる高さ1・1メートルの木像で、多くの拝観者が訪れた。

(22)黒潮町 大規模な高台宅地造成へ(3月)
 南海トラフ地震で最大津波高34メートルが想定されている幡多郡黒潮町が、浸水対策として大規模な高台宅地を造成することが分かった。町役場と錦野団地(約300戸)の間に広がる谷を埋め立て、同団地と同規模にする計画。

(23)高知国際高が開校(4月)
 県立高知国際高校が7日、開校した。高知市鴨部2丁目の同校で開校式と入学式が行われ、1期生278人が新たな歴史を刻み始めた。教育プログラム「国際バカロレア」の認定校で、探究学習を通じて国際的な視野を持つ人材の育成を目指す。

(24)国勢調査で県人口が戦後最少(4月)
 23日発表された国勢調査の速報値で、高知県の昨年10月1日現在の人口は69万2065人となり戦後最少を更新した。5年前の前回比で3万6211人減り、減少率は過去最大の5・0%に拡大。国勢調査結果としては昭和以降初めて70万人を割り込んだ。全市町村で減少した一方、県全体に占める高知市の割合は47・2%と0・9ポイント上昇し、偏在が顕著になった。

(25)高知市のワクチン予約混乱(4月)
 23日から高齢者向けに新型コロナウイルスワクチンの接種予約を始めた高知市に予約が殺到。システムがパンクし、昼すぎに受け付けを停止する混乱が起きた。1万2448人が申請し、1688人は予約できなかった。受け付け会場のある市役所ロビーは朝から大勢の高齢者であふれ、騒然となった。

(26)高知市に県立夜間中が開校(4月)
 高知県で初の公立夜間中学となる「県立高知国際中学校夜間学級」(高知市新本町2丁目)が26日開校し、1期生10人が新たな学びをスタートさせた。

(27)東部道の芸西村直結は25年春(4月)
 国土交通省土佐国道事務所は27日、高知東部自動車道・南国安芸道路の高知龍馬空港インターチェンジ(IC)―香南のいちIC=3・5キロ=の開通を2025年春ごろと発表した。開通すれば高知市以東の高速道は安芸郡芸西村まで直結することになる。

(28)山荘しらさ 4年ぶり再オープン(4月)
 老朽化に伴い長期休業していた吾川郡いの町の「山荘しらさ」が29日、4年ぶりに再オープンした。本館を全面改修したほか、ロッジ6棟を整備。町は、山岳観光の拠点として集客を目指す。

(29)新しい県史の編さんスタート(4月)
 県は県政150年を記念して、文化振興課内に「県史編さん室」を設置し、新しい県史の編さんをスタートさせた。県内の史料を網羅的に調査し、通史編や資料編など約35巻を20年かけて刊行する。

(30)昨年の観光客は最少266万人(4月)
 2020年に高知県を訪れた県外観光客数が、現在の集計方法になった03年以降で最少の266万7千人だったことが、県の集計で分かった。新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きく、19年の438万8千人から約4割落ち込んだ。

(31)コロナで公共交通の業績低迷(5月)
 コロナ禍による利用低迷で公共交通事業者の2020年度決算は軒並み悪化。3日発表した土佐くろしお鉄道は経常損失が過去最大の6億6500万円に、4日発表したとさでん交通は純損益ベースで8億2400万円の赤字となった。7日発表したJR四国も、運輸収入は47%減の118億9700万円で過去最低だった。

(32)「宇宙深海酒」の酵母生存(5月)
 県工業技術センターなどの「宇宙深海酒」プロジェクトで、宇宙を経て深海に4カ月置かれた県産酵母が生きていたことが17日確認された。10月には県内酒蔵で仕込みも始まった。

(33)日高村が「まるごとデジタル化事業」(5月)
 高岡郡日高村は24日、デジタル化による地域課題解決へ、本年度中に村民へのスマートフォン普及率100%を目指す方針を表明した。「村まるごとデジタル化事業」と銘打った国内初の取り組みで、災害情報の迅速な伝達や村民の健康管理などに活用する。携帯通信大手会社などと連携協定を締結した。

(34)高知大丸 大規模改装へ(5月)
 高知大丸の大規模改装が決定。大型テナントを誘致し、フードコートを整備して地元産品が楽しめる「ローカリティ(地域性)フロア」も計画する。2022年春の完成予定。

(35)県内2遍路道 国史跡に(6月)
 国の文化審議会は18日、国史跡の「土佐遍路道」に、四国霊場35番札所の「清滝寺境内」(土佐市)と、宿毛市から愛媛県の40番札所に至る「観自在寺道」を追加指定するよう文部科学相に答申した。土佐遍路道の国史跡はこれで計5カ所となる。

(36)一本釣り船「海のエコラベル」取得(6月)
 高知県と宮崎県の近海カツオ一本釣り船計18隻が22日、国際的なMSC認証(通称・海のエコラベル)を取得した。生カツオを扱う漁業では国内初。資源への影響が小さい点などが評価され、持続可能な漁業という国際的なお墨付きを得た。

(37)小惑星りゅうぐうの石が高知に(6月)
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうから持ち帰った石の一部が23日、南国市の海洋研究開発機構・高知コア研究所に運び込まれた。宇宙と地球の謎の解明へ、高知の研究チームが分析を進めている。

(38)女子走り高跳び武山 日本選手権V(6月)
 陸上の日本選手権は27日、大阪市内で行われ、女子走り高跳びの武山玲奈選手(環太平洋大=大方高出)が1メートル78で初優勝を果たした。

(39)JA高知県 支所・出張所再編へ(6月)
 JA高知県は28日開催の通常総代会で、県内72カ所の支所・出張所を59カ所に再編する3カ年計画を承認。店舗は96から73、現金自動預払機は124から110に減らす。

(40)県が10年ぶりに集落実態調査(6月)
 県内の小規模集落を対象とした県の実態調査が30日、長岡郡大豊町の立川地域を皮切りに始まった。調査は10年ぶり。50世帯未満の約1560集落を回り、県の中山間対策の取り組みに反映させる。

(41)ヤマキン 本社を香南市に(6月)
 香南市に生産拠点がある歯科材料メーカーのヤマキン(本社・大阪市)が創業65周年を迎える来年7月、本社を香南市とすることを決めた。

(42)陸軍歩兵44連隊跡地を県が取得(6月)
 県は戦争遺跡としての保存活用を目的に、国有地の旧陸軍歩兵第44連隊跡地(高知市曙町2丁目、約5500平方メートル)を3億2500万円で取得した。跡地には1900年前後に建設された弾薬庫などが残り、国登録有形文化財への指定と公開を目指す。

(43)繁藤災害で五十回忌の慰霊祭(7月)
 1972年に香美市土佐山田町繁藤地区で発生し60人が犠牲になった土砂災害から49年がたった5日、五十回忌の慰霊祭が現場近くの「繁藤災害哀悼の広場」で行われた。遺族らの高齢化が進み、「今年が節目」として来年以降は規模を縮小する方針。

(44)天狗荘 リニューアル(7月)
 高岡郡津野町の四国カルストの宿泊施設「高原ふれあいの家 天狗荘」をリニューアルした「星ふるヴィレッジTENGU」が7日、営業を始めた。満天の星を満喫できる施設を目指し、天井をガラス張りにした客室やプラネタリウム、天文台などを設けた。

(45)奈半利汚職 元課長補佐収賄認める(7月)
 安芸郡奈半利町のふるさと納税汚職を巡る高知地裁の14日の公判で、元課長補佐の柏木雄太被告(42)は親族が関わった約9200万円の収賄罪を認めた。水産業者からの約180万円の受託収賄罪は元課長とともに否認している。

(46)土佐節製法 国文化財に(7月)
 国の文化審議会は16日、本県の「土佐節の製造技術」などを登録無形民俗文化財にするよう文部科学相に答申した。江戸時代に本県で確立し、現代のかつお節にも生かされている製法を「わが国の海産物加工技術の変遷を考える上で注目される」とした。

(47)高知舞台の映画「竜そば」公開(7月)
 高知が舞台のモデルとなったアニメ映画「竜とそばかすの姫」(細田守監督)が16日から全国公開された。興行成績は好調で、映画に登場する高岡郡越知町の沈下橋、高知市の鏡川河畔などには“聖地巡礼”するファンが多数訪問。県や地元市町村は、観光や移住に生かそうとPR活動を展開した。

(48)県内初の「熱中症アラート」(7月)
 気象庁と環境省は28日、県内で熱中症が起こりやすくなるとして、予防行動を取るよう促す「熱中症警戒アラート」を発表した。4月に運用を開始し、出されたのは初めて。

(49)大野県議が辞職(8月)
 高岡郡東区選出の大野辰哉県議(53)=無所属、2期=が2日、知人女性に対する不適切行為を巡り「けじめをつける」として議員辞職した。同区では9月に補欠選挙が行われ、無所属の新人で自営業の桑鶴太朗氏(43)が初当選した。

(50)龍河洞90周年 水の洞窟も(8月)
 日本三大鍾乳洞の一つとされる香美市の龍河洞が9日、開洞90周年を迎えた。節目に合わせ、22年ぶりの新ルートとなる“水の洞窟”を春にオープンさせた。

(51)よさこい祭り 連年の中止(8月)
 今夏の第68回よさこい祭りは、新型コロナウイルス感染拡大を受け、昨夏の第67回に続いて連年の中止となった。代替イベントとして8月19、20日に高知市の「りょうまスタジアム」で特別演舞が計画され、32チームの参加も決まっていたが、新型コロナの感染拡大のため開催は見送られた。

(52)瓶子と嶋崎 全中飛び込み優勝(8月)
 全国中学校体育大会の飛び込み競技が18日、千葉県で行われ、男子高飛び込みで瓶子礼智(へいしらいち)選手(日高中3年)が、女子板飛び込みで嶋崎菜乃選手(土佐塾中3年)がともに初優勝した。瓶子は19日の板飛び込みも制し、全中2冠を達成した。

(53)カヌーとレスリング 高校総体V(8月)
 全国高校総合体育大会のカヌー競技が19日、福井県で行われ、女子カナディアンシングル500メートルで福島里穂(中村高西土佐分校3年)が県勢初制覇。21日の200メートルも勝ち2冠を達成した。また同県で24日に行われたレスリング競技で、男子55キロ級の西内悠人(高知南高2年)が初優勝した。

(54)県中学野球 初の中止(8月)
 第72回県中学野球選手権大会の大会本部は20日、新型コロナウイルスの県の対応ステージが5段階で最も上の「非常事態」に引き上げられたことを受け、雨のため中断していた大会の中止を決定した。1950年の第1回大会以降、中止となったのは初めて。

(55)全国高校女子野球 中央が準優勝(8月)
 第25回全国高校女子硬式野球選手権で、高知中央は2回戦から準決勝まで4試合に勝利し、甲子園球場で23日に行われた決勝に臨んだ。神戸弘陵(兵庫)に0―4で敗れたが、準優勝を果たした。

(56)高知大医学部 高知市に研究拠点(8月)
 高知大学医学部は27日、ベンチャー企業などと先端技術を生かして地域の医療課題に挑むオープンイノベーション拠点「MEDi(メディ)」を高知市追手筋1丁目に開設。遠隔地の医療支援や心療分野での治療など高知発の技術革新と新ビジネス創出を目指す。

(57)県内児童虐待の増加率ワースト(8月)
 県内で2020年度に認定された児童虐待は583件と過去最多だった。10年前の4倍超の水準で、前年度からの増加率は27%と全国で最も高かった。県は「新型コロナ流行による収入減の影響で家庭内暴力が増えたとみられる」としている。

(58)記録的な8月長雨で農業被害(8月)
 8月の本県の天気は高知市で15日連続で雨が降るなど、各地で平年の2~3倍超の雨量を記録。最高気温35度以上の猛暑日は昨年より14日少ない9日だった。長雨で水稲から芽が出たり、堰(せき)が破損したりするなど農業被害が発生し、被害額は8億3500万円余りに上った。

(59)香南市入札で市議らを逮捕(9月)
 香南市発注工事で市課長から入札情報を聞き出し、不正に落札したとして県警は1日、公契約関係競売入札妨害容疑で志磨村公夫・同市議(61)と建設会社元社長を逮捕。官製談合防止法違反容疑などで市課長を逮捕した。高知地検は3容疑者を起訴したが、市課長については高知地検が12月、起訴を取り消し、異例の展開となっている。

(60)高知FD 12年ぶり優勝(9月)
 四国アイランドリーグplusは11日、福岡県筑後市で高知ファイティングドッグス(FD)とソフトバンク3軍の交流戦を行い、後期優勝のマジックナンバーを1としていたFDが1―1で引き分け、2009年後期以来、12年ぶりの優勝を果たした。

(61)岡林さん 陸上100メートル小学日本新(9月)
 陸上の全国小学生交流大会が19日、横浜市で行われ、女子6年100メートルA決勝で南国市の岡林結衣さん(12)=大篠小、まほろばクラブ南国=が12秒56の大会新記録で優勝した。日本陸上競技連盟主催の小学生唯一の全国大会で、新記録は事実上の小学生歴代最高記録扱いとなる。

(62)県内の葉タバコ栽培激減へ(9月)
 国内たばこ市場の縮小を受けて日本たばこ産業(JT)が募った廃作希望に、県内葉タバコ農家53戸中29戸が応じたことが21日までに分かった。最大産地の幡多郡大月町で11戸中7戸が廃作するなど、各地で激減。県全体の耕作面積は来年、ピーク時の65年前と比べてわずか3%にまで減る見通し。

(63)日本ジオパークに土佐清水(9月)
 日本ジオパーク委員会は25日、土佐清水市の土佐清水ジオパークを「日本ジオパーク」に認定した。2017年度から3度目の申請でつかんだ“合格”で、同委員会は認定理由を「ジオパークの理念や知識の共有と理解が図られ、活動内容が前進した」とした。

(64)農業「IoPセンター」開設(10月)
 高知大学が1日、デジタル技術を活用した農業「IoP」の研究拠点「IoP共創センター」を設置した。人工知能(AI)を駆使した世界初のシステムを開発し、収量増などにつなげる。

(65)レスリング桜井 世界女王に(10月)
 ノルウェーのオスロで行われたレスリングの世界選手権で5日、高知南高出身の桜井つぐみ選手(育英大)が、非五輪階級の女子55キロ級の決勝を制し、頂点に立った。県出身選手の世界選手権優勝は初めて。

(66)高知高・森木 阪神1位指名(10月)
 プロ野球のドラフト会議が11日、都内で行われ、高知高の森木大智投手が阪神に1位指名された。本県出身高校生の1位指名は、1998年に阪神に指名された藤川球児さん(高知商高出)以来。このほか、明徳義塾高の代木大和投手が巨人6位、高知ファイティングドッグスの宮森智志投手が楽天に育成1位で指名された。

(67)宇佐郵便局で600万円強盗(10月)
 土佐市宇佐町の宇佐郵便局に21日、包丁を持った男が押し入り、局員を脅して現金600万円を奪って逃走した。県警は40分後、現場付近から走り去ったとみられる車を須崎市内で発見し、運転していた高知市の自営業の男(31)の身柄を確保。被害品とみられる札束などを発見した上で11月1日、強盗容疑で再逮捕した。

(68)高知商議所新会頭に西山氏(10月)
 高知商工会議所は28日、臨時議員総会を開き、任期満了に伴う役員改選で青木章泰会頭(79)の後任に副会頭の西山彰一氏(66)=西山合名社長=を選任した。

(69)衆院選で尾﨑氏初当選(10月)
 衆院選が31日投開票され、注目選挙区だった高知2区は、前知事で自民党新人の尾﨑正直氏が、立憲民主党現職の広田一氏らを破り初当選を果たした。高知1区は自民前職の中谷元氏が11選を決め、比例代表四国ブロックでは自民前職の山本有二氏が11選、公明党新人の山崎正恭氏が初当選した。野党の県関係国会議員はゼロとなった。

(70)高知高専などの衛星が宇宙へ(11月)
 高知高専など国立高専10校が共同開発した超小型人工衛星「KOSEN―1」が9日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小型ロケット「イプシロン」5号機で打ち上げられた。国立高専の衛星打ち上げは初めて。木星が発する電波を観測して地球にデータを送る。高知高専の学生は心臓部の電子機器を担当し、中心的役割を果たした。

(71)中谷氏 人権担当首相補佐官に(11月)
 10日発足した第2次岸田内閣で、自民党の中谷元・元防衛相(衆院高知1区)が、新設された国際人権問題担当の首相補佐官に就任。「関係省庁と連絡を取って横断的に取り組む」と語った。

(72)高知PW ソフトボール日本一(11月)
 茨城県で行われていたソフトボールの第67回全日本総合男子選手権で23日、決勝に進出した高知パシフィックウェーブ(PW)が平林金属(岡山)を4―2で破り、10年ぶり5度目の優勝を果たした。

(73)中西哲参院議員が引退表明(11月)
 自民党の中西哲参院議員(69)=比例、当選1回・元高知県議=が29日、高知市で記者会見し、来夏の参院選に出馬せず政界を引退する考えを表明した。年齢面や持病の悪化を理由に挙げ、「自分自身のけじめとして、ちょうどいい時期だと考えた」と述べた。

(74)内田文昌堂 年内で閉店へ(11月)
 創業160年の高知市の老舗文具店「内田文昌堂」が12月26日で閉店することになった。来店客の減少や建物の老朽化が要因で、外商営業は継続する。

(75)技研の技術 月面開発に採択(12月)
 技研製作所の圧入に関する技術提案が、月への拠点建設を進める国のプロジェクトに採択された。日本も参画する米国の有人月探査「アルテミス計画」に関わるもので、実現可能と判断されれば、月面に建物の基礎となる杭(くい)を埋め込む。

(76)伊方原発 再稼働(12月)
 四国電力は2日、運転停止中の伊方原発3号機を約1年11カ月ぶりに再稼働させた。3月に広島高裁が稼働を容認し、テロ対策施設の整備を進めてきたが、7月に原発社員の保安規定違反が表面化。愛媛県などへの説明で稼働が遅れていた。来年1月4日に通常運転を再開する見通し。

(77)高知西バイパス全通(12月)
 高知市鴨部―吾川郡いの町波川(9・8キロ)を結ぶ国道33号「高知西バイパス」で、最後の未開通区間となっていた鎌田―波川(いずれもいの町、1・5キロ)が4日開通。1974年度の事業着手から47年での全通となる。

(78)清藤香南市長が辞職へ(12月)
 香南市の清藤真司市長(56)が7日、市発注工事を巡る入札情報漏えい事件で逮捕、起訴された建設業者から商品券10万円分を受領していたことを受け、22日付で辞職する意向を表明した。

(79)世界初DMV運行へ(12月)
 阿佐海岸鉄道が阿佐東線(安芸郡東洋町―徳島県海陽町)などで25日から、デュアル・モード・ビークル(DMV)の世界初の営業運行を開始する。阿佐東線の阿波海南―甲浦間の線路を走り、甲浦駅以南などは車輪をタイヤに切り替えバスとして道路を走行する。

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