2021.12.02 08:39
自家栽培の無農薬小麦でマフィン、高知県土佐清水市の高岡さん 素材厳選、注文販売へ
素材にこだわったマフィンを作る高岡ゆみこさん(土佐清水市下益野)
同市下益野の高岡ゆみこさん(45)。2020年11月に兵庫県加東市から移住し、夫と小麦や米、野菜などを育てている。
「手掛けた農作物で加工品を作って、食べた人に喜んでもらいたい」と考えていた高岡さん。移住前から育てていた無農薬、無肥料の小麦を使ってマフィン作りに挑戦した。
「自分が毎日でも食べたいと思えるものができた。いろんな人に食べてもらえたらうれしい」と話す高岡さんのこだわりは、ひき立ての全粒粉を使って焼くこと。有機豆乳や鹿児島県種子島産のサトウキビから作った洗双糖を使うなど素材も厳選している。
生地に自家製のみそを入れてキャラメルナッツを載せた品や県産天日塩とレモンの組み合わせ、いなご豆のさやをいった粉末とバナナの組み合わせなど、これまで手掛けた味はさまざま。季節によって種類を変えながら、注文があれば詰め合わせて発送できるよう準備を進めている。
今後、土佐清水で栽培している小麦でもマフィンを作っていく予定。高岡さんは「口に入れるものなので、ちゃんとした素材を使って作りたい。全粒粉は栄養もあると思います」とPRしている。値段は1個400~500円(税込み)。問い合わせは高岡さん(090・4760・6711)へ。(山崎彩加)