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2021.12.01 08:20

難病患者、避難所で苦労 東日本大震災の被災者が体験談 高知市でセミナー

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難病患者の災害対策について考えたセミナー(高知市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」)

難病患者の災害対策について考えたセミナー(高知市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」)

 難病患者の災害対策を考えるセミナーがこのほど高知市で開かれ、東日本大震災の被災者らが日頃の備えの大切さや避難先での体験談を語った。

 神経難病の「多発性硬化症」で全身の痛みやしびれ、視覚障害などを抱える鈴木明美さん(61)=宮城県石巻市=が講演。自宅1階が津波で浸水して避難所で生活を始めたが、見た目に分かりにくい病気のため、周囲の理解が得られず精神的にも肉体的にもつらかった経験を振り返った。

 全身の痛みなどで動けないでいると、周囲から「高齢者でも(避難所で)役割を果たしているのに、なんで何もしないのか」などと言われ、避難所での生活を断念。仮設住宅入居までの8カ月間を津波で傾いた自宅2階で過ごしたという。

 鈴木さんは「支援団体は『避難所に障害者の姿はなかった』と言うが、いなかったのではなく、いられなかったということを理解してほしい」と訴えた。

 座長を務めた南国病院の中沢宏之院長は「地域の人たちも一緒になって、日頃から個々の難病患者にどんな支援が必要かを考えることが大事だ」と話していた。こうち難病相談支援センター主催で、患者や家族ら約50人が参加した。(石丸静香)

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