2021.11.29 04:00
【ニュースなぜなに】大谷選手、大リーグMVP 二刀流で「最高の栄誉」日本人2人目
この賞はアメリカ野球記者協会の記者30人の投票で選ばれます。今シーズンは投手で9勝2敗、156奪三振、打者でもリーグ3位の46本塁打、100打点、26盗塁と活躍した大谷選手は、30人全員から1位の票をもらう満票で、「すごくうれしい。(MVPを)取りたいなとはもちろん思っていた」と喜びました。
今シーズンは大リーグの歴史に残るすごい活躍を見せました。4年目で初めて、投手として登板する日に打者でも出場。投手をした後に外野を守ったこともありました。7月のオールスター戦では、大リーグ史上初めて二刀流での先発出場を果たし「すごくいい経験になった」と話しました。
3年目までは右ひじや左ひざの手術もあり、順調ではありませんでしたが、万全になったことが好成績に結び付きました。投手か打者かどちらかにすべきだと、二刀流を批判する人もいました。それでも「純粋にどこまでうまくなれるかという思いで頑張れたのが良かった」と、ひた向きに野球と向き合ってきました。
来年以降も二刀流でプレーします。名選手のベーブ・ルースが1918年に記録した「2けた勝利、2けた本塁打」や、今季は2本差で逃した本塁打王の獲得に挑みます。
日本政府からの国民栄誉賞の話も辞退し、「毎年チャレンジが続く。(今後)5~7年くらいが、もっともっと勝負じゃないかと思う」と、さらに大きく羽ばたくつもりです。