2021.11.21 08:25
高知ユナイテッド 松江に０―１ ３戦連続で無得点敗戦
【高知ユナイテッドＳＣ―松江シティＦＣ】後半、松江選手のシュートを防ぐ高知Ｕ・藤井（２１）（春野陸上競技場＝森本敦士撮影）
サッカーＪＦＬは２０日、春野陸上競技場などで第３２節３試合を行い、高知ユナイテッドＳＣは松江シティＦＣに０―１で敗れた。高知Ｕはこれで、３試合連続で無得点の３連敗。残留を争う１５位東京武蔵野ユナイテッドＦＣがＦＣ刈谷を３―２の逆転で下したため、１３位高知Ｕとの勝ち点差は３に縮まった。
高知Ｕは前半ロスタイム、松江の右ＣＫからのこぼれ球を蹴り込まれて失点。１点を追う後半も見せ場は少なく、４４分に途中出場のＭＦルーカスが退場するなど、最後までリズムに乗ることはできなかった。
高知Ｕは２８日、奈良県ロートフィールド奈良で第３３節の奈良クラブ戦に挑む。
高知Ｕは前半途中までは悪くなかった。３・５・２や５・３・２で守る松江の陣形の隙間に、トップ下の長尾が顔を出してボールを引き出す。ＭＦ吉田、ＳＢ平田の左サイドは何度も敵陣深くに進入した。ただ、クロスの精度や、クロスに飛び込む人数を欠いて無得点。攻撃回数は必ずしも多くない中、ペナルティーエリア付近では的確なパス、ドリブルでボールを前へ進め、ゴールの雰囲気を醸し出した松江の攻撃とは対照的だった。
後半は、途中出場の栗原、赤星、泉がカウンターからゴールに迫ったが、４４分に同じく途中出場のルーカスが、倒れている相手を蹴ったと判断されて一発退場。反撃の機運が消滅し、後味の悪さが残った。（井上真一）
