2021.11.21 08:36
土佐鳥瞰紀行(57)野見湾(須崎市) 魚類養殖始まりの海
土佐の沿岸部では珍しいリアス式海岸で海潮の流入もよく、波も穏やかな広く深い湾。養殖いかだがずらりと並び、魚の世話をする船が忙しく行き交う。
高知の魚類養殖業発祥の地とされる。県漁業発達史によると1940年、須崎市野見の西山利春氏がハマチの稚魚1500匹を養殖したことが始まり。この養殖は1年で中断したが、戦後、55年に再開した。2500匹から始め、年々規模を拡大。西山氏の成功を見て、多くの人が養殖を始めたという。
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