2021.11.20 08:40
夜空に神秘の赤銅色 高知県各地で「ほぼ皆既」月食
神秘的な姿を見せた部分月食(19日午後6時すぎ、南国市の吾岡山から多重露光で撮影)
月食は太陽、地球、月が一直線に並ぶ、満月の時に起きる。前回は5月に皆既月食が観測されたが、県内はあいにくの天気でほとんど見られなかった。
この日、南国市大そね乙の吾岡山では午後5時半前、三日月のように見える満月が東北東の空に現れた。徐々に細くなり、午後6時ごろには食が最大となった。
国立天文台によると、これほど深く欠けるのは140年ぶり。次に日本で見られる月食は、来年11月8日の皆既月食という。(森本敦士)
19日午後5時35分からおよそ10分おきに撮影した月の合成写真。南国市の吾岡山から撮影