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2021.11.18 08:20

四万十市展11/19開幕、6部門で特選10点 11/23まで 

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 第63回四万十市美術展(四万十市・市教委など主催)が19~23日、同市田野川乙の田野川小学校体育館で開かれる。出品数は洋画55点、日本画13点、書道43点、写真81点、工芸38点、グラフィックデザイン14点の計244点。田島栄(洋画)、市川雅彦(日本画)、和泉蒼牛(書道)、島本正人(写真)、西邨出(工芸)、手島健司(グラフィックデザイン)の各氏が審査し、特選10点、褒状28点、新人賞6点が選ばれた。表彰式は21日午後2時から同市右山五月町の市社会福祉センターで行われる。(今川彩香)

 各部門に入選した皆さんと審査評要旨は次の通り。

洋画「盈虚13」木村正寛(土佐清水市)

洋画「盈虚13」木村正寛(土佐清水市)

 ◇…洋画…◇
◆特選=市長賞「盈虚13」木村正寛(土佐清水市)▽議長賞「酒とバラの日々」戸田龍三(中村大橋通3丁目)
◆褒状=杉本小恵(安並)浜田啓、山沖素子(以上黒潮町)山下しが子、北代菊夫(以上土佐清水市)江口順(鍋島)
◆新人賞=福田成美(伊才原)

 ▽評=どの作品もレベルが高く、審査に悩まされた。賞を逃した中にも良い作品があり、今後が楽しみ。また、小さな作品も描写力があり、驚かされた。

日本画「Masquerade」東孝子(宿毛市)

日本画「Masquerade」東孝子(宿毛市)

 ◇…日本画…◇
◆特選=市長賞「Masquerade」東孝子(宿毛市)
◆褒状=高岡真由子(渡川2丁目)
◆新人賞=倉松正明(土佐清水市)

 ▽評=作品数が少ない中でも幅広い傾向が見られ、日本画というジャンルの広がりを感じた。日本画材を駆使して、作者の世界を探究する姿勢を見せてもらった。

書道「萬」川西真子(南国市)

書道「萬」川西真子(南国市)

 ◇…書道…◇
◆特選=市長賞「萬」川西真子(南国市)▽議長賞「うの花の」有友万里(右山五月町)
◆褒状=岡崎清峰、谷ゆかり(以上宿毛市)西原美鈴(中村京町2丁目)広井泰子(安並)小川浩実(中村高3年)
◆新人賞=中越孝子(中村丸の内)

 ▽評=さまざまな書風の作品があり、熱気を感じた。年代も幅広く、出品作の全てが違う。これは指導的立場の人が多く、それだけ四万十市の書壇が活発であるからだろう。

写真「夏を惜しむ少年」中山富美江(具同)

写真「夏を惜しむ少年」中山富美江(具同)

 ◇…写真…◇
◆特選=市長賞「夏を惜しむ少年」中山富美江(具同)▽議長賞「山羊」井田博文(土佐清水市)▽教育長賞「にらめっこ」田村昌之(宿毛市)
◆褒状=山本咲月(赤松町)小栗幹夫、川田紀典、川田吉治(以上宿毛市)山辺福美(田野川乙)宮地知佐、矢野富久味(以上黒潮町)浦田静子(鍋島)橋田佳代子(具同)武市美和、徳広淳子(以上高知市)
◆新人賞=南部里帆(四万十町)

 ▽評=新型コロナウイルスの影響を全く感じさせない、多彩な作品が集まった。類型的な作品はまれで、新たな刺激を与えてくれる一瞬の絵が多かった印象だ。

工芸「初冠雪」竹内広光(安並)

工芸「初冠雪」竹内広光(安並)

 ◇…工芸…◇
◆特選=市長賞「初冠雪」竹内広光(安並)
◆褒状=永沢益男、倉松正明(以上土佐清水市)吉本誠(宿毛市)小八木多嘉子(三原村)
◆新人賞=竹山陽一(岩田)

 ▽評=あらゆる素材が集まり、バラエティー豊か。創造的で個性的な作品が多く、難しい審査だったが、最終的にはストレートに伝わってくるかどうかが決め手となった。

グラフィックデザイン「少年よ一歩前へ」倉松正明(土佐清水市)

グラフィックデザイン「少年よ一歩前へ」倉松正明(土佐清水市)

 ◇…グラフィックデザイン…◇
◆特選=市長賞「少年よ一歩前へ」倉松正明(土佐清水市)
◆褒状=矢野富久味(黒潮町)
◆新人賞=中西正和(岩田)

 ▽評=作家それぞれが強いメッセージを持っていて、レベルの高さを感じた。テーマに対して明確なコンセプトで、第三者にも分かりやすい表現を心掛ければ、さらに良くなる。

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