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2021.11.18 08:37

JAが大学生バイトを送迎、バスでショウガ収穫へ 高知県四万十町

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ショウガの収穫に精を出す高知大学のアルバイト学生(四万十町見付)

ショウガの収穫に精を出す高知大学のアルバイト学生(四万十町見付)

 ショウガ生産量日本一を誇る高知県高岡郡四万十町でこのほど、高知大学の学生6人が収穫のアルバイトに励んだ。JA高知県が学生団体と連携し、無料バスで送迎。農繁期の人手不足を支えた。

 新型コロナウイルスの影響で飲食業などの求人が減る中、高知大の学生団体「Destiny」が同JAが運営するサイト「あぐりマッチこうち」の農業求人情報をLINE(ライン)で学生に拡散。連携を始めた。

 3月以降、県中部での田植えやミカン収穫などに計9人を雇用。今回は遠隔地でも手伝ってもらおうと、同JAが土日祝日限定で募集し、試験的に無料バスで送迎した。

 14日は学生が町内2軒で作業。農業法人「営農支援センター四万十」のショウガ畑(同町見付)では4人が収穫や茎切りに精を出し、同センターの佐々木大樹さん(35)は「霜が降りるまでに収穫する必要があり、とても助かる」と喜んだ。

 地域協働学部1年、野坂生吹さん(19)は「車がないので送迎はありがたい」。同JAは今後、県東部のユズ収穫などでも送迎バスの運行を検討するといい、Destiny代表の同学部2年、稲葉涼太さん(20)は「短期で働きたい学生のニーズに合う。コロナ禍に限らず、学生と農業を結び付けるきっかけになればいい」と話していた。(小林司)

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