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2021.11.18 08:36

高知のバリアフリー旅情報を発信へ 車いすユーザー葦原海さんが県内散策

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車いすで観光を楽しむ葦原海さん(室戸市の室戸岬)

車いすで観光を楽しむ葦原海さん(室戸市の室戸岬)


 モデルで車いすユーザーの葦原海(みゅう)さん(24)=千葉県=が17日から、室戸市など高知県内の観光スポットを巡っている。19日までの2泊3日で各地を回り、会員制交流サイト(SNS)などを通じて見どころやバリアフリー情報を発信する。

 葦原さんは、2014年に交通事故で両脚を切断。車いすユーザーとなってからは「障害者と健常者の壁、不必要な既成概念をエンタメの力で壊す」をモットーに、ファッションショーやテレビ番組などで活躍している。

 ツアーは県が主催するバリアフリー観光情報発信事業の一環で、インバウンド向けのツアー事業などを手掛けるトリップデザイナー(東京都)が企画。動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」のフォロワー数が33万人と若者を中心に人気の葦原さんを招いた。

 17日は、室戸市の四国霊場24番札所最御崎寺と室戸岬を訪問した。室戸岬では、葦原さんがなだらかなスロープを下っていき海岸へ。広大な太平洋を目の当たりにすると、「すごい」「めっちゃ映える!」と、スマートフォンで撮影していた。

 室戸岬での観光を満喫した葦原さんは「スロープや道が整備されていて動きやすく、砂利でごつごつした場所など自然をしっかり残しているのもよかった」と評価。「高知県の良さを発信し、私と同じ車いすユーザーの視点で気になるところも伝えていきたい」と話していた。

 18日は安芸郡北川村のモネの庭マルモッタンや安芸市の内原野陶芸館など、19日は高知市の桂浜と吾川郡いの町の紙の博物館を巡る。(板垣篤志)

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