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2021.11.14 08:34

渡り鳥ナベヅルがJALの「鶴マーク」と共演?高知龍馬空港近くの香長平野、20年連続飛来

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「鶴丸」ロゴの日航機と〝共演〟するナベヅルの群れ(南国市内)

「鶴丸」ロゴの日航機と〝共演〟するナベヅルの群れ(南国市内)

 冬の訪れを告げる渡り鳥のナベヅルが12、13日、南国市で確認された。高知龍馬空港近くでは「鶴丸」ロゴマークの日航機としゃれた〝共演〟も。香長平野への飛来は20年連続で、越冬のための旅立ちを前に土佐路でのんびりと羽を休めている。

 60年余り観察を続ける写真家、水田貴士さん(78)=同市岡豊町=は、先月26日から見回りを開始。11月12日に仲間から「1羽来た」と一報が入り、物部川沿いで今季初確認した。「昨年よりひと月近く遅いけんど、よう来てくれたよ」と目を細める。

 13日は午前中に見つけた2羽が、午後に別の3羽と上空で合流。群れは空港近くの田んぼに舞い降り、アオサギに交じって落ち穂をついばんだ。日航機との共演に、観察していた人は「ツル同士、引かれるもんがあるろうかね」とにっこり。

 水田さんの記録によると、香長平野に飛来した群れは3年前の56羽が最多。昨年は12月4日まで滞在したという。水田さんは「出くわすのは難しいけんど、できるだけ長う見たいね」とほおを緩めていた。(横田宰成)

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