2024年 04月25日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2021.11.13 08:25

高知のフォークシンガー豆電球さんが集大成アルバム 音楽活動50年、不変の高知愛

SHARE

アルバム収録曲を歌う「豆電球」こと小松秀吉さん(安田町内京坊)

アルバム収録曲を歌う「豆電球」こと小松秀吉さん(安田町内京坊)

豊かな自然・人情歌う16曲
 安芸郡安田町内京坊の映画館「大心劇場」館主で、フォークシンガーとしても活動している「豆電球」こと小松秀吉さん(69)がこのほど、5枚目のアルバム「絆 高知がすきながよ」を発売した。昨年迎えた活動50周年の集大成とも言える作品で、7年ぶりのリリース。「新型コロナウイルス下で心は晴れないが、曲を聴いて少しでも元気になってほしい」とPRしている。

 1970年に音楽活動を始めた小松さん。80年に「東京にいる君に」がRKCラジオの「今月の歌」になったことを契機に、県内外で精力的なライブ活動を展開するようになった。県内各地へのエール的な歌も多く、地域に根差した曲作りをライフワークにしている。

 コロナ下ではライブの数が激減。アルバムは50周年に合わせて発売する計画だったが、1年遅れになってしまった。

7年ぶりのアルバム「絆 高知がすきながよ」

7年ぶりのアルバム「絆 高知がすきながよ」

 全16曲のうち小松さんが15曲を作曲し、詞は9曲が友人らからの提供。安田川や羽尾(香南市)、新改(香美市)、中川内(室戸市)といった山間部の自然や人情を歌うなど、今回のアルバムも県内から着想を得た作品がほとんどだ。

 一方、異彩を放つのがロック調の「1970年」。大学時代を過ごした大阪が万博でにぎわう様子に「繁栄の影にうずまく欲望」と懐疑的な目を向けている。

 小松さんは「最後のアルバムになるかも」と笑いつつ、「歌いたい気持ちはまだまだ強い」と創作への変わらぬ思いを語っていた。

 CDは2500円(税込み)。劇場に隣接する「喫茶豆でんきゅう」(0887・38・7062)のほかツタヤ一部店舗でも販売している。(植村慎一郎)

高知のニュース 安田町 音楽

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月