2021.11.03 08:40
「紙の門松」印刷で迎春準備 高知市
次々と刷り上がっていく2022年用「紙の門松」(高知市上町3丁目)
紙の門松は、盆栽好きの創業者が正月明けに捨てられていた大量の門松を見て、もったいないと考案。1952年、約2千枚を印刷し、近隣住民にプレゼントしたのが始まりという。
今年は同市内の町内会のほか、高知県内19市町村や各地の社会福祉協議会などから注文を受けており、この日は午前9時半に印刷をスタート。色鮮やかでみずみずしい門松が次々と姿を見せていた。
4代目の酒井陽典社長(67)は「コロナ収束をより強く願う気持ちを込めて、いつもの2倍ぐらい太い竹と文字を描いてます」とにっこり。12月20日から店頭で無料配布するという。(山下正晃)