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2021.10.29 08:35

御在所山の活性化探る 高知県香美市、散策などで魅力再確認

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森林組合職員らにガイドされ、大荒の滝周辺を散策する参加者(香美市香北町大束)

森林組合職員らにガイドされ、大荒の滝周辺を散策する参加者(香美市香北町大束)

 「大荒の滝」などの名瀑(めいばく)で知られる香美市香北町の御在所山周辺でこのほど、「御在所山のふもと未来プロジェクト」が開かれ、高知市や南国市からの参加者や住民ら約20人が関係人口増加に向けたプロデュース策を考えた。

 地元の「梅久保昔の青年団」が全2回のイベントとして企画。初回の23日は、座学や散策で一帯の魅力を再確認した。

 梅久保公会堂では、高知中部森林管理署の職員らが講義。「森の土が雨水をろ過する」「川の氾濫や土石流を防いでくれる」といった森林の役割などを分かりやすく説明した。

 大荒の滝周辺の散策は、香美森林組合職員が案内。参加者はダイモンジソウやカゴノキなどの野草や、孫悟空の横顔に見えるという岩などを楽しんだ。

 この日の振り返りで参加者は「美しい景色は宝物。地元の人はもっと自信を持っていい」「人を呼び込むには交通網の整備が必要」などと意見交換。

 同青年団の黒岩世履(せいり)さん(73)は「地域の魅力に気付かせてくれるのは第三者の視点」と歓迎し、「地域のファンや関係人口増加につなげたい」と期待していた。

 次回11月23日は、トークセッションなどで具体的な活性化策を話し合う予定。(小笠原舞香)

高知のニュース 香美市 地域おこし

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