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2021.10.21 08:35

〝旅するチョウ〟アサギマダラが飛来、高知県香美市で優雅に羽休め

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フジバカマの蜜に誘われて羽を休めるアサギマダラ。あさぎ色の羽がステンドグラスのように輝く(香美市の香北の自然公園)

フジバカマの蜜に誘われて羽を休めるアサギマダラ。あさぎ色の羽がステンドグラスのように輝く(香美市の香北の自然公園)

 〝旅するチョウ〟として知られるアサギマダラが、今年も香美市に飛来した。薄紅に色づくフジバカマに誘われて、山あいを優雅に舞っている。

 春に南方から海を渡って本州に飛来し、秋に南下する。高知県も中継地となっており、この時季に多く見られる。

 四季折々の花が楽しめる香北の自然公園(同市香北町美良布)でも今月中旬から見られ始め、18日には10匹ほどがひらり。長旅の疲れを癒やすかのように、花の上で羽を休めていた。

 市香北支所によると例年、11月初旬まで姿が見られるといい、前田哲夫支所長(58)は「今年は雨が多く心配したが、無事に飛来してくれた。香北の風物詩になってほしい」と話していた。(小笠原舞香)

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