【やさしい日本語】高知県内実習生「家族に会いたい」コロナで国に帰れない

2021.09.10 14:16

【やさしい日本語】高知県内実習生「家族に会いたい」コロナで国に帰れない

高知新聞社

高知(こうち)県内(けんない)実習生(じっしゅうせい)「家族(かぞく)に会(あ)いたい」
　コロナで国(くに)に帰(かえ)れない

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　新型(しんがた)コロナウイルスで外国(がいこく)人(じん)技能(ぎのう)実習生(じっしゅうせい)が国(くに)に帰(かえ)れなくなっています。ベトナムは日本(にほん)から帰(かえ)ってくる人(ひと)にＰＣＲ検査(けんさ)や、ホテルでしばらく生活(せいかつ)することを命(めい)じています。高(たか)いお金(かね)です。実習生(じっしゅうせい)は払(はら)えません。そのため、日本(にほん)にずっといるのです。

　土佐(とさ)市(し)のブンタン農家(のうか)で働(はたら)くベトナム人(じん)のイ・レウィ・ニエさん、23歳(さい)。ニエさんは４年前(ねんまえ)に日本(にほん)に来(き)ました。妹(いもうと)２人(にん)に学校(がっこう)に行(い)ってもらうために、給料(きゅうりょう)の多(おお)くを家族(かぞく)に送(おく)ってきました。ニエさんの収入(しゅうにゅう)は、コーヒー豆(まめ)を栽培(さいばい)している両親(りょうしん)より多(おお)いです。

　２０２０年(ねん)12月(がつ)にベトナムに帰(かえ)る予定(よてい)でしたが、コロナで難(むずか)しくなりました。日本(にっぽん)政府(せいふ)にお願(ねが)いして、今(いま)も高知(こうち)で働(はたら)いています。ニエさんは「家族(かぞく)に会(あ)いたい。学(まな)んだ技術(ぎじゅつ)で親(おや)のコーヒー栽培(さいばい)も助(たす)けたい」と話(はな)しています。

　
　日本(にほん)では技能(ぎのう)実習生(じっしゅうせい)のうちベトナム人(じん)は20万(まん)人(にん)。一番(いちばん)多(おお)いです。高知(こうち)では１２９０人(にん)のベトナム人(じん)が働(はたら)いています。

ベトナムは２０２０年(ねん)３月(がつ)、民間(みんかん)の飛行機(ひこうき)の国際(こくさい)便(びん)を全て(すべて)止(と)めています。今(いま)は、政府(せいふ)が出(だ)す飛行機(ひこうき)しかありません。便数(びんすう)は少(すく)なく、ちゅう選(せん)があります。ちゅう選(せん)に外(はず)れて帰(かえ)れない人(ひと)も多(おお)いです。ベトナムに帰(かえ)っても２、３週間(しゅうかん)、ホテルで暮(く)らすことになります。検査(けんさ)やホテルのお金(かね)で30万(まん)円(えん)は必要(ひつよう)です。

　日本(にほん)の滞在(たいざい)を延長(えんちょう)している実習生(じっしゅうせい)は３１７００人(にん)。高知(こうち)県(けん)では１００人(にん)以上(いじょう)いると、考(かんが)えられています。

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