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2021.10.09 08:35

月刊マル地スポ パラカヌー小松とメダルを 専属トレーナー・井上由布子さん(四万十市)

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 東京パラリンピックのカヌー競技に出場した小松沙季選手(27)=電通デジタル。息つく暇もなく、現在は故郷でもある拠点の四万十市で、2024年パリ大会でのメダル獲得を目標に鍛錬の日々だ。その練習場所にはいつも、近くで見守る一人の女性がいる。

練習の合間、笑顔で談笑する井上由布子さん=右=と小松沙季選手(写真はいずれも須崎市浦ノ内東分)

練習の合間、笑顔で談笑する井上由布子さん=右=と小松沙季選手(写真はいずれも須崎市浦ノ内東分)

 「三つ目のブイまで行くがで。見えちょう?」「うん、見えちょう」

 須崎市の浦ノ内湾に浮かぶカヌーと船外機付きの小舟との間で、幡多弁が飛び交う。小舟からの声は専属トレーナーの井上由布子さん(31)。「小中高の同級生です」と言われても信じてしまいそうだが、実はまだ会って半年ほどだ。…

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