2021.10.08 17:48
新聞づくりのテクニック④ 見出しの付け方、レイアウトの仕方
まず最初に「こんな新聞をつくる」という大まかなレイアウトを考えます。一番大きな見出しの言葉、書く記事の内容や本数、載せたい写真などをイメージし、実際に鉛筆で下書きしてみましょう。
新聞レイアウトの基本形は2種類。横見出しから始まる紙面(図①)と、縦見出しから始まる紙面(図②)です。これをベースに、レイアウトを考えましょう。
基本形からのアレンジは自由自在。「横写真を縦写真に変えたい」「見出しを増やそう」「四こま漫画を描く!」など、なんでもOKです。台紙の上で〝パズル〟をするようにして、それぞれの置き場所を決めましょう。(図③)
見出し、写真などの置き場所が決まれば、残ったスペースが記事エリア。限られた字数で伝えるためにどう書くか、考えましょう。
学校新聞レイアウト例 4種類
(1~4ページは新聞1ページ目、5~8ページは新聞2ページ目の例)
見出しはキャッチコピー 8~10字程度で簡潔に
見出しの文字数は、8~10字程度。短い言葉ほど読む人の頭に入りやすく(=伝わりやすく)なります。
理想は、「記事で伝えたいことが一目見れば分かる」見出し。その記事で最も伝えたい要素を、キャッチコピーを考える感覚で、簡潔に表現しましょう。
見出しの字の大きさや形、色などは、記事のニュアンスを伝える役割があります。
字の大きさは、「伝えたい」という気持ちが強いほど大きく。字の形は、がっちりしたものや丸っこい字などを、真面目な記事か楽しい記事かなどを考えて、使い分けを。
字の色は、記事の内容や印象に合わせて選ぶと効果的。例えば「暑い!」という言葉は赤、「危険!」なら黄など、うまくマッチさせましょう。
新聞づくりのテクニック① 大まかな手順について
新聞づくりのテクニック② 取材のこつ
新聞づくりのテクニック③ 記事の書き方