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2021.06.11 08:27

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第三部 規制 (2)なぜ厳罰化しない?

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自民党の水産部会で発言する中谷元議員=右奥。要望がある以前からシラス問題を取り上げていたという(2014年7月、東京・永田町の党本部)

 2016年6月。高知県内の養鰻(ようまん)業者でつくる県淡水養殖漁業協同組合のメンバーが、要望書を携えて上京した。向かったのは永田町の衆院議員会館。高知1区選出の中谷元氏の事務所だった。

 「シラスウナギは高知県の貴重な資源なのに、密漁が横行し、九州や東海にダダ漏れ。ヤクザのシノギ(資金獲得活動)にもなりゆう。なんとかしてもらいたい」

 シラスの価格が高騰し、十分な量が確保できない状態に業を煮やしたメンバーたちが訴えた。その思いをくんだ中谷氏は、自民党本部の水産部会で水産庁に実態解明と罰則強化を何度も求めたという。…

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