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2021.06.06 08:45

豊漁カツオ安さ期待外れ? 高知県内、浜値落ちても経費変わらず

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鮮やかな色合いの高知産カツオ。味も、漁模様も、価格も、さまざまなのが魅力!?


「ゴシ」多く、いい魚取り合い
 5月31日の高知新聞1面で報じた「沿岸カツオ価格暴落 豊漁なのに…需要低迷」の記事に対し、各所からさまざまな反響が届いた。「漁師さんがかわいそう。何とかしちゃらないかん」「どんどん食べて応援したい」という声の一方、「スーパーに買いに行ったが、期待してたほど安くなかった」という声も。確かに店に並ぶカツオの値は、安くはなったものの、〝暴落〟まではしていない。その理由は…。

 今春の沿岸カツオは近年にない豊漁だが、新型コロナウイルス禍による需要低迷と相まって、魚市場の「平均単価」は例年を大きく下回っている。

 しかし、仲買人や鮮魚商によると、今春はカツオの身が硬く嫌な味や臭いが口に残る「ゴシ」(「ゴリ」「ゲジ」などとも呼ぶ)の割合がかなり多いという。ベテランでも「魚を割るまで分からん」というやっかいな現象。さばいてゴシなら刺し身での提供は諦めざるをえない。

 現場からは「10本仕入れて、10本ともアウト」「40キロ買うて、お客さんに出せるカツオが3分の1もなかった」。苦労と嘆きの声が漏れ聞こえる。…

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