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2021.06.01 08:37

こつこつ20年、公園手造り 四万十町の武吉さん夫妻 川、橋、鉄道…見晴らし絶好

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「見はらし山」にたたずむ武吉束さん、愛子さん(四万十町大向)


 高岡郡四万十町の夫妻が、自宅近くの持ち山を20年にわたってこつこつ手入れし、公園を完成させた。「見はらし山」と名付けられ、四万十川やJR予土線などを走る列車を一望できる絶好のスポット。このほど親交のある音楽好きらが集って演奏会を開き、完成を祝った。

 同町大向の武吉束(つかね)さん(88)、愛子さん(78)。家具職人で写真愛好家の束さんは、20歳から地域の町並みや自然を撮り続け、2019年に写真集「窪川の半世紀」を出版。愛子さんは長年、煎茶教室を開いている。

 20年前、所有する高さ6メートルほどの小山からの眺めの良さに公園化を思い立った束さんは、草刈りなどから手を付けた。「散歩がてら少しずつ、やれるばあやった」。20本以上あったスギは知り合いのつてで切ってもらい、登り口には道を造った。自作した木のテーブルやベンチを据え、列車がいつ通るか分かるように時刻表も添えた。

 完成した公園は、眼下に四万十川と沈下橋、対岸に列車が見渡せ「晴れた日は特に気持ちがいい」と夫妻でにっこり。一帯には推定樹齢200年近いツクバネガシがそびえ、春にはオンツツジや山桜が咲く。

二人と交流がある音楽好きらが集まった演奏会


 大型連休中には、夫妻を知る音楽好きらが声を掛け合い、弾き語りやオカリナ、バンド演奏などを披露。呼び掛けた一人、家電販売業の田井俊宏さん(66)=同町北琴平町=は「最高のロケーション。ただ眺めるだけでもいい。秋にまた演奏したい」と完成を喜ぶ。

公園近くには民具小屋も


 束さんは「皆が喜んでくれてうれしい。興味がある人は訪ねてきてほしい」。近くの自宅には、絵画や書などのミニギャラリーや、昔の農具などが並ぶ民具小屋もある。(小林司)

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