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2021.03.23 08:35

いの町の仁淀川氾濫対策、人的被害軽減9%と効果薄

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堤防決壊時を国土交通省が試算
 「千年に1度」級の豪雨で仁淀川の堤防が決壊した場合、支流の宇治川が合流する高知県吾川郡いの町中心部では、現在行われている河床の浚渫(しゅんせつ)などの対策を取っても人的被害の軽減効果が出にくいことが、国土交通省高知河川国道事務所の試算で分かった。浚渫や建物の2階建て化を進めても「命の危険がある人」は9%しか減らず、堤防の大幅な増強など抜本的な対応が必要という。

仁淀川の大規模洪水時に被害軽減が難しいことが分かったいの町中心部(昨年12月、佐藤邦昭撮影)

 国は昨年7月の熊本豪雨を受け、ダムのみに頼らず、周囲の地形や居住の実態、避難態勢などを考慮した「流域治水」への転換を表明。自治体などを含めた協議会を設置し、各1級河川の対策を検討している。…

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