2021.03.20 08:40
高知城天守の「高欄」輝く 補修終え一般公開
補修は、漆や木材の老朽化対策として11年ぶりに行った。高欄は昨年8月に分解され、広島県の業者の下で塗り直された。今年1月から最上階を立ち入り禁止にして組み直しを進め、仕上げの補修塗りを経て完成した。総工費は3600万円。
19日午前11時ごろ、立ち入り禁止が解かれた。家族で天守を訪れた今田舞さん(23)=大阪府=は「ちょうどのタイミングで運が良かった。美しい深い黒色に引き込まれそう」と見入っていた。
県文化財課の担当者によると、「日光で劣化しやすい漆をぜいたくに使った装飾です。塗りたてが一番きれいなのでぜひ見に来て」とPRしている。(山下正晃)