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2021.03.09 08:39

明治の客車、佐川町で公開へ 国内唯一の四輪木造2等【動画】

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 明治期に製造された列車の客車が8日、かつて展示されていた高知県高岡郡佐川町へ53年ぶりに〝里帰り〟した。国内に残る唯一の四輪木造2等客車で、町が建設中の展示施設で4月上旬から公開される。

佐川町に帰還した明治期製造の木造客車(佐川町甲)

 客車名は「ロ481号」。1906(明治39)年に製造され、1924年ごろから土讃線の須崎―日下間を走っていた。廃車後の1933年、佐川町出身の田中光顕伯爵の尽力で、旧鉄道省から青山文庫に寄贈され町民に親しまれた。

レトロな雰囲気漂う客車内(佐川町甲)

 老朽化が進んだため1968年に旧国鉄に返還。その後は香川県の多度津工場で修復され、多度津工場に保管されていた。佐川町は10年ほど前から客車を観光に再活用しようと計画。JR四国と協議した結果、佐川町に無償譲渡されることになった。

 佐川町は約6千万円をかけて佐川文庫庫舎(旧青山文庫)隣に、木造平屋の展示施設(床面積約150平方メートル)を整備中で、この日は多度津工場から運ばれてきた客車の搬入作業が行われた。

 客車は幅約2・5メートル、長さ約8メートル、重さ約7・3トン。作業員がジャッキで少しずつ浮かせてトレーラーの荷台から降ろし、仮設レールの上へ。ウインチで引っ張りながら、人力も使って展示室へ押し込んだ。

 公開後は、赤い座席が目を引くレトロな客車内に乗り込むこともできる。施設には佐川町観光協会の事務所も入る。佐川町チーム佐川推進課の大原秀平課長補佐は「鉄道好きにはたまらないもの。今後の観光振興に生かしていきたい」と話している。(楠瀬健太)

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