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2021.01.24 08:45

須崎着想のアート展示 「現代地方譚8」 布や音、映像で表現

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須崎で着想を得た芸術作品を展示する「現代地方譚 アーティスト・イン・レジデンス」(須崎市のすさきまちかどギャラリー)


 県内外の芸術作家が須崎市に滞在し制作した作品を披露する「現代地方譚(たん) アーティスト・イン・レジデンス」が23日、同市青木町のすさきまちかどギャラリーを拠点に始まった。2月21日まで。
 
 8回目の今年のテーマは「おちこちのひびき」。3人の作家が昨年7月から10月、それぞれ1週間程度同市に滞在して作品の着想を得た。
 
 布作家の松田唯さん(高知市)は、ポンカンやオシロイバナなど須崎の原料で染めた衣服を制作。映像作家の池添俊さん(川崎市)は、市内の神祭などを撮影編集した9分間の映像作品「夜に鳴く雀(すずめ)」を上映している。
 
 音声作品を手掛けるKOMAKUSさん(北海道)は、須崎市などで録音した鳥の鳴き声や街のざわめきなど八つの音源を同時に再生。四国の古道具店で購入したスピーカーを用い、ギャラリー近くの旧銭湯で聞かせている。
 
 このほか過去に参加した作家4人も、須崎市民との交換日記や絵本など、同市と関わる作品を出展している。同ギャラリーの川鍋達館長は「新型コロナウイルス下でもできる文化活動はある。後退せずどう前向きにやっていくかという意思を感じてほしい」と話している。
 
 入場料300円で午前10時~午後5時。月曜休館。(富尾和方)

高知のニュース 須崎市

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