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2021.01.03 08:50

追跡・白いダイヤ~高知の現場から~第一部 採捕(1)シラスウナギの光と闇

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 人々の欲望引き付け

シラス漁の解禁日。四万十川河口に集魚灯の光がきらめいた(昨年12月7日夕、四万十市名鹿から撮影)


 昨年12月7日の日没直後。高知県四万十市名鹿(なしし)の高台に上ると、目の前に幻想的な光景が広がっていた。

 四万十川の河口に散らばる100隻以上の小型船。それぞれが集魚灯の光をきらめかせ、暗い水面を黄緑色に照らしている。この日はニホンウナギの稚魚、シラスウナギの漁の解禁日だ。

 風は冷たいが緩く、かすかな波音が耳に届く。船が放つホタルのような光は、多くがその場にとどまり、一部はゆっくりと海に向かって流れる。新しい光が上流の暗闇や近くの漁港から現れ、隙間に入り込んでいく。

 岸辺に降りると、陸上組も獲物を狙っていた。背丈を越えるアシの間や護岸、砂利の浜、岸壁…。至る所で集魚灯の発電機が低くうなる。

 しかし、この日の漁は不調。声を掛けるたび、「だめだめ」「まだシラスの顔も見ちょらん」。素っ気ない返事が返ってきた。…

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高知のニュース 四万十市 白いダイヤ

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